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聖望学園・大塚、笑顔で投げた520球が夏への財産

 沖縄尚学9―0聖望学園(決勝=4日)――聖望学園・大塚は最後まで笑顔を忘れなかった。

 再登板した八回。一死から右翼線三塁打を浴びた。「最後は純粋に楽しもう」。後続を得意のカットボールで三振、内角を突いた直球で二飛に仕留めた。

 連投の疲れで球威が落ち、沖縄尚学打線にカットボールを見極められ、二回までに2失点。「球を低めに集めることが出来なかった」とマウンドを降り、三回から一塁守備についた。

 だが、右腕は初戦の小松島戦で7安打完封し、準決勝までの4試合をほぼ一人で投げ抜いた。不調でも低めに集める投球の大切さを学び、八回は、思い切りの良さを取り戻した。「大塚は本当に成長した」。小学生時代からバッテリーを組む原茂も驚くほど、たくましさを増した。笑顔で投げた520球の一つ一つが、夏への財産だ。(新田哲史)

2008年4月5日09時14分  読売新聞)

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