トイレ・給食など…東京マラソン、初回の反省で工夫様々17日に開催される東京マラソン(読売新聞社など共催)は、初開催だった前回、冷たい雨が降り続いた。悪天候でも大きなトラブルはなかったが、3万人が参加する国内初の大都市マラソンゆえの課題もまた、浮き彫りになった。 最も大きな問題だったのは仮設トイレ。前回はコース沿道に32か所、約200基を置いたが、今回は41か所、約350基に拡充した。沿道でのバナナ、パンなど給食の量も増やす。1人でいくつも食べ物を抱え込むランナーがいて不足した前回を反省、時間差をつけて提供するなど工夫する。 そんな改善が必要になるのも、大会が盛況だからだ。 一般のレースへの申込者は、マラソン、10キロの部を合わせて約15万6000人。前回の約9万5000人から大幅に増えた。ボランティアの集まりも早く、前回は3か月を費やしたが、今回は1か月で約1万2000人が集まり、個人の申し込みが約1200人も増えた。マラソン関連グッズを販売する「EXPO」への出店団体も48から69に増え、開催期間を1日延ばし、3日間にした。 さらに飛躍しそうな東京マラソンは、今後、賞金レースに変わる可能性を秘めている。協賛を希望する企業は多く、ロンドン、ニューヨークなど海外主要大会のように上位者に賞金を与える大会になっても、資金的にはクリアできそうな勢いで、実現すれば、海外選手の関心もより高まる。 開催時期については、次回は3月開催が決まったが、11月案もあった。11月は実業団駅伝と重なって有力選手の出場が難しく、また、市民ランナーの健康面にも配慮して、寒い2月から3月に変えたが、第4回大会の時期はまだ決まっていない。 佐々木秀幸・事務総長は「大会のステータスを上げるには、その歴史を作っていくことが必要。日本の行事として定着させ、将来的にスポーツ界の祝日のようになればいい」と話している。(大野展誠) (2008年2月14日17時17分 読売新聞)
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