韓国・尹が6回被安打2の好投、チームは落ち着き取り戻す
中国戦で好投した韓国先発の尹錫ミン=吉岡毅撮影
前日、日本に大敗したショックを感じさせないマウンドさばきだった。
韓国先発の尹錫ミン。球数制限の70球で、わずか2安打に抑えて6回を投げ切った好投に、金寅植監督は「投手をあまり使わずに済んだと思う反面、もっと投げさせたい投手がいたのに……」とうれしい悲鳴を上げた。(ミンは王ヘンに「民」)
中国は格下とは言え、前日は台湾からWBC初勝利を挙げて勢いがある。一回、尹錫ミンは二死から安打を許したものの、危なげなく切り抜けたことで、チームは落ち着きを取り戻した。
記録的な敗戦となった前夜、金寅植監督は宿舎でミーティングを行った。「1点差でも12点差でも、1敗に変わりはない。明日の試合に集中しよう」。エース金広鉉が攻略されたことで、特に投手陣には動揺が大きかったが、昨季の韓国リーグで最優秀防御率(2・33)を獲得したプライドをぶつけた。「今日は尹錫ミンに尽きる」と指揮官をうならせた。
「明日(9日)は私は投げられず残念だが、前日とは韓国の違う面を見せられると思う」と尹錫ミンは不敵な笑みを浮かべる。やはり、日本は前日の大勝に浮かれていてはいけない。(佐藤毅)
(2009年3月8日22時54分 読売新聞)