滑る球に「開き直って腕振った」…ダルビッシュ無失点
2回を無失点に抑えたダルビッシュ=永尾泰史撮影
厳しい条件にも屈せず、ダルビッシュが2回無失点で切り抜けた。
リリーフで投げた東京ラウンドの韓国戦(日本時間9日)以来のマウンド。カブス打線は日本代表の福留以外は主力組が並んだ。WBC公式球とも微妙に感触が違う大リーグ公認球にも戸惑った。
二回一死から、変化球がすっぽ抜けてボールが続いた後に連打を浴び、さらに四球で満塁。このピンチにも動じない。「球がすごく滑ったけど、気にしてもダメ。開き直って腕を振っていった」。投手ながら野手顔負けの打撃を誇るザンブラノを速球で空振り三振。1番ソリアーノは切れ味抜群のスライダーで空振り三振に仕留め、46球でマウンドを譲った。
15日から始まる2次ラウンドを前に、最後の調整登板。「10種類ある」という持ち球の中から、ツーシーム、スライダー、カットボール、カーブを試した。「球速が出ていたし、スライダーもよかった。右打者の内角に使ったカットボールも有効だった」とそれぞれに手応えを感じたようだ。
山田投手コーチは2次ラウンドの先発について、「もう3人には告げてある」と言う。ダルビッシュの出番は、エース松坂に続く2戦目が有力だ。(山脇幸二)
(2009年3月13日10時00分 読売新聞)