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球速足りず制球難、日本連勝も守護神・藤川に不安

9回無死、フォックス(左)に2塁打を浴びた藤川=永尾泰史撮影

 【メサ(米アリゾナ州)=佐藤毅】12日のカブスとの接戦を制し、大リーグチームに連勝して15日からの2次ラウンドへ勢いを付けた形の日本だが、課題も残った。

 6番手で登板した藤川(阪神)。1失点を喫しただけでなく、制球に苦しむなど、依然としてボールへの対応に不安を残した。

 この日、藤川は2点リードの九回頭から登板。先頭打者に左中間へ二塁打を許した後、続く田口には中越えの適時二塁打を浴び、1点差に迫られた。その後、暴投で二死三塁としたが、最後の打者は空振りの三振。何とか逃げ切った形だった。

 山田投手コーチは「自分でつくったピンチを、自分で抑えたんだから価値がある」と言いながらも、「もう少し、(藤川)球児らしさが出てきてくれれば……」とも。

 150キロを超える本来の球速がないだけでなく、この日もバックネットに直撃する暴投を犯すなど、制球に苦しむシーンが多い。与田投手コーチは「(13人の)投手陣の中で一番、ボールが滑っている」と不安を口にする。

 この日、チームで抑えを務める馬原(ソフトバンク)は打者4人を完全に抑えた。課題だったフォークボールでも空振り三振を奪い、「リリースポイントが安定してきたので、自信を持って投げられるようになった」と手応えを口にする。

 ただ、実績を考えれば、藤川の守護神の座は不動だ。2次ラウンドは僅差(きんさ)の戦いが続くと予想されるだけに、「頑張ります」とだけ言い残した藤川の復調がWBC連覇への大きなカギだ。

2009年3月13日22時56分  読売新聞)
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