ダルビッシュに国際試合の重圧、悔やまれる初回の乱調
韓国打線に3失点を喫したダルビッシュ=吉岡毅撮影
韓国4―1日本(WBC2次ラウンド2回戦=17日)――北京五輪で力を出せなかったダルビッシュを、またも国際試合の重圧が襲った。
試合を決定づけた一回の3失点。「球は走っていた」と気丈に話す姿が、逆に痛々しかった。
「特にこういう試合の立ち上がりは力んでしまうもの」と、山田投手コーチ。スライダーが大きく外れ、直球も高めに浮いた。「カットボールで持ち直した」(城島)という二回は3者連続三振。以降の内容が良かっただけに、悔やまれる一回の乱調だった。
米国入りしてから、カブスとの練習試合でも好投するなど調整は順調だった。韓国に対しても、「北京から見ている。大丈夫です」と、自信を持って臨んだはずだった。だが、先頭打者にヒットを許し、いきなり二盗を決められると、余裕を失った。「ああいう状況では緩い変化球は使いにくい」。勝負球の直球を狙い打たれた。
「キューバ戦は全力で応援します」。日本球界を代表する右腕も、今は仲間を信じて待つことしかできない。(萱津節)
(2009年3月18日19時44分 読売新聞)