「札幌の悪夢」振り払い韓国が白星一番乗り…WBC中南米などの他グループに先駆けて3日、始まったアジアラウンド。世界で最も早く勝ち名乗りを上げたのは、「打倒台湾」の執念に燃える韓国代表だった。 2003年に札幌で行われたアテネ五輪予選で、韓国は台湾に延長戦の末サヨナラ負けを喫したことが大きく響き、五輪出場の道を絶たれた。韓国にとっては、2次リーグ進出の鍵を握る大一番であると同時に、「札幌の悪夢」(李鍾範=イ・ジョンボム主将)と戦う試合でもあった。 その勝利への強い意志と集中力は、攻守で随所に表れた。守備では再三の好守で台湾の反撃を許さず、九回二死一、三塁では、中前に抜けようかという当たりを遊撃の朴鎮万(パク・ジンマン)が横っ飛びで好捕し、二塁にトスしてゲームセット。攻撃でも、4番の金東柱(キム・ドンジュ)が六回、一塁へのヘッドスライディングで左肩を負傷しながらも内野安打をもぎ取った。金寅植(キム・インシク)監督は「選手が真摯に『勝つ』という意欲を示してくれた」とたたえた。 投げては、エース格の徐在応(ソ・ジェウン=ドジャース)を始め、米大リーグ経験者4人で完封リレー。七回から登板し、力強い投球で試合を締めた韓国人メジャーリーガーのパイオニア、朴賛浩(パク・チャンホ=パドレス)は「(次戦以降の)力を得る、いい試合だった」。宿敵を撃破し、韓国が2次リーグ進出をグッと手元へ引き寄せた。(田中潤) (2006年3月3日20時6分 読売新聞)
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