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一畑電車が「市場の電車」運行…島根

ロングシートの片側に地元の特産品などが並べられた車内(一畑電車提供)(出雲市で)

 「一畑電車」(本社・島根県出雲市平田町)は7日、地元の特産品などを車内販売しながら運行する「市場の電車」を試験運行した。

 2両編成の電車内には、宍道湖産のシジミや出雲そばなどが並べられ、出雲大社などに向かう乗客約30人が車窓の風景と買い物を同時に楽しんだ。

 朝市のようなにぎやかな臨時電車で、観光客を呼び込もうと同社が企画。同社によると、こうした列車の運行は、全国でほかに例がないという。

 左右に並ぶロングシートがある電車内では、片側のシートにテーブルを設置。地元の7業者がシジミや出雲そばなどの特産品を並べ、白菜などの野菜や漬物、女性客向けにケーキなどを販売した。

 電車は、午前9時25分に松江しんじ湖温泉駅を出発。同社の女性社員が宍道湖などの沿線の風景を紹介しながら、時速40キロ程度でゆっくり走行した。途中の雲州平田駅では30分程度停車し、地元の買い物客も乗り込んだ。終点の出雲大社前駅には、午前11時過ぎに到着した。同社営業課は「楽しみながら移動できる電車を一畑電車の新しい名物にしたい」としている。

 同社は今年3月末、老朽化した日本最古級の人気車両「デハニ50形」を現役引退させた。「市場の電車」は、これに代わる新たな“目玉”として考案した。

 同社はほかに収益確保策として今年4月中旬、本社の入る雲州平田駅の駅舎を改造。切符を売る駅務室横の会議室の壁に穴を開けるなどしてカウンターを設け、直営のクリーニング取次店を始めている。「通勤時の朝に出せば、帰宅時の夕方に受け取れる」と通勤客らに好評を得ている。

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2009年11月9日  読売新聞)


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