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    ジュニア記者が様々な施設やスポットを訪問します。

    ボードゲームに挑戦

    囲んでワイワイ 広がる楽しさ

     スマートフォンやテレビなど、ゲームの楽しみ方は様々さまざま。今回はデジタルなゲームからちょっとはなれて、ひと味ちがったゲームの世界をさぐろうと、ボードゲーム専門店せんもんてん「すごろくや」(東京・高円寺)をたずねました。その魅力みりょくを知れば、きっとだれかとボードゲームをかこみたくなりますよ。

    • 「デジャブ」で使用するカード(手前)には様々なアイテム(奥)と同じ絵が
      「デジャブ」で使用するカード(手前)には様々なアイテム(奥)と同じ絵が

    記憶力・想像力 友達作りにも

    およそ600種類も

     店内にずらりとなら製品せいひん。600種類しゅるいほどもあると聞いて、まずびっくり。そのどれもが、「スタッフが実際じっさいに遊んでみて、おもしろいと思ったもの」と、オーナーの丸田康司まるたこうじさん(46)は太鼓判たいこばんします。

     自分の応援おうえんする候補者こうほしゃ選挙せんきょ当選とうせんさせるものや、粘土ねんど細工を作ってその形を当て合うものなど、様々なゲームがあるそうです。

     取りあつかっている製品のうち、8わりは海外製品。長い歴史れきしのあるボードゲームですが、中でもドイツの製品は作家の個性こせいが強く表れたものが多く、世界のボードゲームに影響えいきょうあたえてきたそう。丸田さんは、「新作が期待されるベストセラー作家のように、発売を楽しみに待たれている作家もいるんですよ」と話していました。

     こうした海外製で、邦訳ほうやく説明書せつめいしょがついていない場合は、すごろくやのスタッフが翻訳ほんやくした日本語の説明書がけられています。とはいえ、「説明がヘタだと、ゲームのおもしろさが台無だいなしに。とても気を使う作業です」と丸田さん。翻訳は慎重しんちょうに行い、何度もチェックするそうです。

    自然と会話増える

     早速、私たちもドイツ発の新作ゲーム「デジャブ」に挑戦ちょうせんしてみました。このゲームでは記憶力きおくりょくためされます。最初さいしょに、サングラスや帽子ぼうしなどがかれた36のアイテムを並べます。次に、それらのアイテムが1枚につき1~3種類ずつ描かれたカードをせてきます。各アイテムはかならず2回ずつカードに登場します。

     カードを順番にめくり、出てきた絵柄えがらおぼえていきます。同じ絵柄が2回出たと思ったら、素早すばやくそのアイテムを取ります。まだ1回しか出ていないアイテムを取った人は脱落だつらく得点数とくてんすうが多い人が勝ちです。

     めくったカードがえると、何が出てきたのか覚えられなくなります。「この絵柄はもう出たんじゃない?」と、り上がりました。

     新学期は始まったばかり。新しい友達ともだちのことをもっと知りたい時にオススメなのが、「ベストフレンドS」。作者は日本人です。

     1人ずつかわりばんこに出題者になって「ニックネーム」や「悲しかったこと」などのお題が書かれたカードをひきます。回答者は、出題者が気に入りそうな回答を想像そうぞうして書き出します。出題者は誰がどれを書いたか分からない状態じょうたいで回答を見て、一番気に入ったものをえらぶ、というゲームです。選ばれた回答を書いた人が、お題のカードを得点としてもらいます。最後さいごに集めたカードが一番多い人が勝ちです。ゲームが進むにつれておたがいのことを深く知ることができ、自然しぜんと会話が増えていきました。

    【取材後記】みんなで遊びたい■アイデアに驚き

     ◆高2・中川真由紀なかがわまゆき記者

     ボードゲームの魅力みりょくについて、「みんなで楽しめるところ。そして、参加者さんかしゃ全員でそのゲームをり立たせているところ」という丸田さんの言葉が心にのこりました。家族や友人をさそって遊んでみたいと思いました。

     ◆中2・岩瀬周いわせあまね記者

     丸田さんによると、海外製のゲームには新しい発想のものが多いそうです。私が気になったのは、台湾たいわん生まれの「パフューマー」というゲーム。かおりの付いたカードを使うというアイデアがとてもすてきだと思いました。

     ◆中2・杉本乃瑛すぎもとのえ記者

     読解力どっかいりょくためすものや記憶力を使うものなど、一口にボードゲームといってもその種類は様々。どのゲームにも、制作者せいさくしゃの面白くしようとする熱意ねついを感じました。

     ◆中1・津田凛太郎つだりんたろう記者

     丸田さんから「人間は先史時代からほねや木を使ってゲームをしていた」と聞き、おどろきました。「ボードゲームは長い年月をかけて改良かいりょうされていった一つの作品」という言葉が印象的いんしょうてきでした。

    (ジュニアプレス取材班しゅざいはん撮影さつえい竹田津たけたづ敦史あつし

    2017年05月05日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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