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    特集

    読売中高生新聞の企画・連載をお届けします。
    受験生へエール

    必ず応援がある…ビリギャル・小林さやかさん(下)

     読売中高生新聞1月30日号の特集は「受験」。この冬を耐え、サクラ咲く日を待つ君に、飛びきりスペシャルな3人がエールを送ります!

     ヨミウリ・オンラインでは、「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(KADOKAWA)で取り上げられた「ビリギャル」こと小林さやかさん(26)の受験生応援メッセージを紹介しています。

     小林さんからのエール(上)はこちら

    ▽この人からのエールもチェック


    受験に関する著書多数、精神科医・和田秀樹さん
    「オール1先生」宮本延春さん

    ゴール目前で気づいた、父、きょうだい、友の思い

    • 小林さやかさん
      小林さやかさん

     この「何かを死ぬ気で頑張る」過程で見えたこと、わかったことがありました。それは、「何かを死ぬ気で頑張っている人」には、必ず、真剣に応援してくれる人がいるということ。自分のことのように、自分のこと以上に、成功を祈ってくれる人がいる。

     私の場合、母と坪田先生でした。はじめてワクワクすることを見つけ、それを続けられるように必死で塾に通うお金をかき集めてくれた母。そして毎日私のモチベーションが続くように、時間をかけていろんな話や指導をしてくれた坪田先生。この2人のために、ほかに誰も私のことを信じてくれなくても、頑張ろうと思いました。

     しかし、私が脇目も振らず毎日死ぬ気で頑張って、もうゴールはすぐそこ、というところまで来た時、私にはもっといっぱいの応援団がいることに気づきました。

     いがみ合っていた父が私の成功を願い、私の努力に涙を流してくれました。たいしてお姉ちゃんらしいことをしてやれなかった弟と妹は、お守りを作ってくれ、周りの友達に「ねーちゃん、けいおういくんだ」と合格する前から言っていました。

     最初はちゃかしていた友人たちも、心から合格を願ってくれるようになりました。「何かを死ぬ気で頑張っている人」に、人はこんなにも優しいのかと、自分が変われば、周りもこんなに変わるのかと気づいた時、感謝の気持ちでいっぱいになりました。私ひとりでは到底できなかったことが、みんなのおかげでできました。このとき、この気持ちを一生忘れないで生きていこうと思いました。

    何歳になっても、感謝を忘れないで

     みなさんにもぜひ、この気持ちを味わっていただきたいのです。結果はどうであれ、その経験はその後、必ずあなたを助けてくれることになります。感謝を知っている人は、どんなところでも必ず、周りの方が不思議なくらい、あなたを助けてくれるのです。

    • さやかさんの母・ああちゃん(右)とさやかさん(新刊のカバー写真の一部)
      さやかさんの母・ああちゃん(右)とさやかさん(新刊のカバー写真の一部)

     私は、なんの才能もありませんが、「出会い運」だけはありました。昔も今も、そしてきっとこれからも。自分の力だけでできることは、何ひとつとしてありません。

     たまにそれを忘れそうになるときがあります。そんなときは母に電話をします。母は、26歳になった私に今でも「素晴らしい子でいてくれて、本当にありがとう」と言います。すると、私のほうこそありがとう、と今までのいろんな場面が思い出されます。そして何歳になっても、どんなことにも感謝を忘れずにいたいと思っています。(おわり)

     

     

     さやかさんとその母・ああちゃんが書いた家族の物語「ダメ親と呼ばれても学年ビリの3人の子を信じてどん底家族を再生させた母の話」(KADOKAWA)が2月27日に発売されます。

    ▽この人からのエールもチェック


    受験に関する著書多数、精神科医・和田秀樹さん
    「オール1先生」宮本延春さん

     

    2015年01月31日 08時30分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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