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    アニメ

    アニメ道(3)劇場版「名探偵コナン」第1作「時計じかけの摩天楼」 その1

    必死だった第1作

     明けましておめでとうございます! 劇場版最新作で第22作となる「名探偵コナン ゼロの執行人」も本格始動です。

     思い返せば、アニメ放送が始まったのは22年前の1996年1月。爆破予告事件をテーマとした映画の第1作「時計じかけの摩天楼(まてんろう)」の制作決定は5月。まだ視聴率が安定していない頃でした。95分という長編のオリジナルストーリーも初めて。うれしかった一方で不安も相当なもの。

     原作の青山剛昌先生は連載で描こうとしていたラストシーンをご提供くださり、こだま兼嗣監督はキレッキレのアクションシーンを、脚本家の古内一成さんは、登場する名建築家・森谷帝二の曲がったプライドを見事に表現! みんな必死でした。

     お気づきの方も多いと思いますが、「森谷」の名前は名探偵シャーロック・ホームズの宿敵モリアーティ教授から。そしてボクがこだわったのはそのキャスト。刑事コロンボ役で有名な石田太郎さんに森谷役をお願いしました。

     エンディングのあとに入る短いエピローグなど今も続くコナンらしさが詰まった作品になりました。さて、お客さんの反応は? それは次回、お話ししたいと思います。

    プロフィル
    諏訪 道彦( すわ・みちひこ
     読売テレビエグゼクティブ・プロデューサーで、「名探偵コナン」などを担当。1959年、愛知県生まれ。

    2018年03月09日 05時30分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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