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    クリーンアップの意味に日米差…ラミレス解釈は?

    メディア局編集部
    • 今季開幕戦で勝利し、ウィニングボールを手に笑顔のラミレス監督(2016年3月25日、野本裕人撮影)
      今季開幕戦で勝利し、ウィニングボールを手に笑顔のラミレス監督(2016年3月25日、野本裕人撮影)

     日本の野球用語で「クリーンアップ」は、3番、4番、5番打者の3人を指す。これは常識。古くは1985年、阪神のバース、掛布、岡田が3者連続で甲子園のバックスクリーンにホームランを打ち込み、今年6月には、ソフトバンクの柳田、内川、松田が3連発をかっ飛ばした。打ったのは、いずれも3~5番の3人。新聞やテレビは「クリーンアップの豪華競演」とはやし立てた。何の違和感もない。彼らが打てない時は「頼みのクリーンアップが沈黙」などと使われる。

     ところが、本場・米国の野球では事情が変わってくる。

     クリーンアップ(cleanup)は、「4番打者だけ」を指すのだ。ジーニアス英和大辞典は「[野球]4番打者。3、4、5番打者を指してcleanup(trio)とは言わない」とはっきり書いている。例をあげると、「playing third base and batting cleanup」(4番・サードで出場)のように使われる。「頼みのクリーンアップが沈黙」と言われた時は、3番と5番は関係なく、4番が打てなかったことを意味するのだ。

     日米両球界を体験しているDeNAのラミレス監督の場合はどうなのだろう。

     ラミレス監督を直撃した。

     「最初は戸惑った。日本語が分かるようになって、日本の『クリーンアップ』の使い方が分かってからは日本流に使っている。This is Japanese baseball」

     そう、ラミレス監督が「クリーンアップ」と言う時には、日本式に「3~5番打者」を指しているのだ。監督付通訳の長谷川有朋さんによると、ラミレス監督は「cleanup hitter」でなく、「cleanup hitters」と複数形を使うことでニュアンスを出しているそうだ。

     では、4番打者のことは、どう呼んでいるのか。

     正解は「ヨバン(4番)」。なんと、日本語だった。DeNA不動の4番の筒香が右足痛で4日の阪神戦を欠場した時、ラミレス監督は「ヨバンはロペス」と日本語で周囲に伝えている。日本球界(NPB)だけで2017安打も放ち、外国籍選手で初の名球会入りを果たしたラミレス監督。グラウンド上だけでなく、野球用語の面でも、すっかり日本に溶け込んでいるようだ。

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    2016年09月08日 06時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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