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    経済

    日清食品、モンスター社員を解放して費用削減?

    読売新聞専門委員 東一真

     コストカットのためにモンスター社員を解放した――。日清食品が、カップめんの値下げに合わせてリリースした「コストカットのためにこんなことをしました」というギャグ満載のウェブページが人気だ。特に背後に流れる「日清食品 企業努力歌」がSNSで拡散している。

     このウェブページは、「カップヌードルパスタスタイル 値下げにともなう日清の企業努力」。「パスタスタイル」は、お湯を注いで湯切りして食べるカップパスタだ。日清食品は「和風タラコ」「ボロネーゼ」の2つについて、従来の198円(税別)を180円(同)に値下げしたリニューアル版を9月26日に発売した。ウェブページは、同29日に公開したが、徹底的なコストカットでこの値下げを達成したという「ネタ」のギャグが満載だ。

     例えば――人件費カットのために受付担当者をイラストで代用した、給料は売れ残った商品の現物支給にした、用紙代カットのためにもらった名刺に自分の名前を書いて使いまわすことにした――などありえない話が書いてある。

     音声をオンにすると、「日清食品 企業努力歌」という歌が流れる。この歌がまた笑える。

     このページはスマホ画面用しか作っておらず、パソコンでこのページを見ると「コストカットのためにスマートフォンサイズでお楽しみください」と(ただ)し書きがあり、スマホの絵のなかで画面が見られる。これもギャグだ。

     ただ、最後には「……という上記の企業努力の数々は、皆さんおわかりのように真っ赤なウソです。こんなことでコストカットができるなら簡単です。できないできない。できません。現実は、ふつうに、当たり前にメーカーとしての地道な努力をおじさん(たち)がやりました」などとあり、ちょっとホロリとさせる。

     日清食品のツイッター公式ページからのリツイートと「いいね」の合計は4000程度とそれほどでもないが、「歌(企業努力歌)が面白いという話題が一般の人たちに拡散しました」(日清食品ホールディングス広報部)という。

     パスタスタイルのリニューアルの宣伝では、テレビCMは作っておらず、ウェブのこのギャグページのみ。「そもそもコストカットしたというネタですから、テレビCMのようなコストのかかることはやっていません」(同)。

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    2016年10月17日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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