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    経済

    「白いオムレツ」は来年流行するのか

    読売新聞専門委員 東一真
    • キユーピーが提案する「白いオムレツ」
      キユーピーが提案する「白いオムレツ」

     年の瀬も押し詰まってきたが、キユーピーは来年2017年に、世の中に「白いオムレツ」など、白い色の卵料理を流行(はや)らせようと計画している。ところで、白いオムレツってどうやって作るのだろう? なぜ流行らせたいのだろう?

     普通の卵を使ってオムレツを作れば、普通の黄色いオムレツが出来上がる。卵黄の黄色が出るからだ。だが、卵黄が白い卵を使えば、理屈の上では、白いオムレツが出来上がる。

     実は、キユーピーはすでに2003年に卵黄が白い卵を開発済みだ。

     「白いカステラを作りたいという要望が菓子メーカーから寄せられたため、養鶏場などの協力を得て、鶏の飼料を調整することで、卵黄の白い卵を開発しました。『ピュアホワイト』と名づけています」(キユーピー広報)

     卵黄の色は鶏の餌に含まれる色素を反映するのだそうだ。トウモロコシを食べさせると黄色くなるし、もっと鮮やかな黄色の卵黄にするために、黄色いパプリカの色素を混ぜた飼料を使う養鶏所もあるという。

     白っぽい飼料だけを食べさせれば、鶏はそのうちに白っぽい卵黄の卵を産み始める。キユーピーは、こうして作った白い卵を殺菌処理した「液卵」をこれまでは菓子メーカーに納入していた。

     来年2月から、白い卵を使った液卵やプリンの素材、調理済みで加熱すればすぐに食べられる白いオムレツなどを外食産業に積極的に売り込む計画だ。

    • 白い卵「ピュアホワイト」を使ったゆで卵
      白い卵「ピュアホワイト」を使ったゆで卵
    • 通常の卵を使ったゆで卵
      通常の卵を使ったゆで卵

     一体なぜ、今になって白い卵料理を外食産業に提案していくのだろう?

     「最近は外食する際にメニューを写真に撮ってSNSに載せる方が多いので、白いオムレツなどフォトジェニックな(写真映えのする)メニューは受けるだろうと考えたのです」(キユーピー広報)

     まずは、近年少し盛り上がってきた春のイースター(復活祭)商戦に向けて、外食産業に白い卵料理の採用を提案していく。白い卵関連素材は業務用販売だけで、小売りの予定は今のところない、という。

    2016年12月20日 10時27分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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