<速報> 白鵬、2場所ぶり40度目優勝…大相撲九州場所
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    「40代でも進化」インディ500初優勝の佐藤琢磨

     米国伝統の自動車レース、インディアナポリス500マイル(インディ500)で、日本人初優勝を果たした佐藤琢磨(40)が帰国、都内のホンダ本社で 凱旋 ( がいせん ) 報告会を行ったあと、読売新聞の単独インタビューに応じた。ベテランの域に達したインディ王者の思いを聞いた。(聞き手=読売新聞運動部・畔川吉永)


    20年かけてようやく勝てた

    • インディ500優勝の喜びを語る佐藤琢磨(2017年6月13日、稲垣政則撮影)
      インディ500優勝の喜びを語る佐藤琢磨(2017年6月13日、稲垣政則撮影)

    ――海外に出て、世界の頂点に立った。

     「個人的に付き合いのある(テニスの)錦織圭選手もそうですが、いろいろなカテゴリーの人が世界の舞台で活躍している。僕自身は自転車がすごく好きなので、新城(幸也)選手をすごく応援しています。彼らが欧米で対等以上に戦っている姿にすごく刺激を受けている。それこそナショナルヒーローになるということでスポーツの持つ良い面だと思う。人がそれを見て、気持ちが高ぶって、勇気が出て元気が出る。だから頑張る姿(を見せること)は大事だと思う。僕自身がそんなアスリートの一人として、今回、日本に良いニュースを届けることができたのは良かった」

    ――タイトルを勝ち取るまで長かった。

     「長かったです。自分自身にとって8回目のインディ500の挑戦だった。レーシングドライバーとして初めて鈴鹿レーシングスクールに入り、20歳から20年間かけてやってきている。その中で2013年のインディカー・ロングビーチ大会優勝、今回のインディ500の優勝とつながっているから、本当に少しずつステップを上っていったという感じです」

    ――20年前、こういうドラマチックなレース人生になる予感は?

     「レーシングスクールに入る時には期待と不安が入り交じっていたが、自分にとってはその世界は夢でしかなかった。10歳の時、鈴鹿サーキットで初めてF1を見ているわけですが、その時は父親が連れて行ってくれて、それがサーキットでレースを見た原体験。そこで一気に僕はモータースポーツに魅せられて。でも、そこからの10年間はただのレースファンでした。(モータースポーツは)環境がそろわないとできないスポーツ。身近で始めることはできなかった。自分は自転車をやって、高校時代から大学時代まで競争の世界に身をゆだねてやっていた」

     「自動車レースに入ったばかりの時は、厳しい側面を知らずに夢だけを持っていた。自分にとってうれしくて仕方がなかった。自分が好きでやったことだから、海外に出て英語を学びながらホームステイして、そうやって夢に向けてずっと突き進んだ。F3からF1に上がることは夢だったし、インディで勝てるとは夢にも思っていなかった。だからサプライズの連続であり、夢の連続であり、だから楽しい。やはり好きだからこそ続けている。20年間かけてようやく勝てた。そこに至るまでにいろいろな苦しい作業がありますが、それを全部帳消しにしてくれる」


    2017年06月15日 07時40分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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