文字サイズ
    ちょっと気になるニュース、インターネットやSNSで話題のトピックス……。世の中の「今」をお届けします。
    スポーツ

    最高の遊撃手へ…「1500安打」巨人・坂本の実力

    読売新聞メディア局 榊岳央

     巨人の坂本勇人(28)が9日、史上123人目の通算1500安打に到達した。28歳6か月での達成は、「安打製造機」と呼ばれた榎本喜八(東京オリオンズ)の27歳9か月(1964年)に次いで2番目に若い。特筆すべきは、ほとんどの試合で負担の重いショートを守りながら達成したことにある(榎本は一塁手)。いまや現役ナンバーワン遊撃手といえる坂本は、史上最高のショートになりうるのだろうか。データから見てみる。(記録は7月9日現在)。

    「攻守両立」の首位打者とゴールデングラブ

    • 通算1500安打を放った坂本(2017年7月9日、前田尚紀撮影)
      通算1500安打を放った坂本(2017年7月9日、前田尚紀撮影)

     瞬発力や強肩など高い身体能力が要求されるショートというポジションは、これまで、多くのスター選手を生んできた。

     そのなかでも、坂本は「打てる遊撃手」という点で有数の選手といえる。

     昨シーズンは打率3割4分4厘で首位打者を獲得した。遊撃手としては史上3人目、セ・リーグでは初の快挙だった(パ・リーグの2人は、1956年の西鉄・豊田泰光と2010年のロッテ・西岡剛)。名遊撃手として知られる藤田平(阪神)は1981年に首位打者になっているが、この時は一塁手へのコンバート後の獲得だった。

     守備に関しては、一時期、不安定な時期もあったが、ここ数年、好守のイメージが定着しつつある。昨年は、守備の名手に与えられるゴールデングラブ賞を初受賞。3度目のベストナインとダブル受賞となった。

     坂本のように、1500安打(日本球界のみ)以上を放って、遊撃手のベストナインとゴールデングラブ賞(前身のダイヤモンドグラブ賞を含む)の双方の受賞経験がある選手は以下の通りだ。

     石井琢朗(横浜など)、松井稼頭央(楽天など)、藤田平(阪神)、野村謙二郎(広島)、田中幸雄(日本ハム)、井端弘和(中日など)、鳥谷敬(阪神)、石毛宏典(西武など)、中島宏之(オリックスなど)、池山隆寛(ヤクルト)。

     これまでたった10人しかいない。

     往年の名プレーヤー、広岡達朗(巨人)、吉田義男(阪神)、豊田泰光(西鉄など)らの名前がないのは、ダイヤモンドグラブ賞が1972年制定で、彼らが活躍した時代にはこの賞がなかったためだ。

     2480安打の立浪和義(中日)、2133安打の宮本慎也(ヤクルト)はともに、別のポジションでベストナインに輝いたことがあるが、意外にも、遊撃手部門ではベストナインになっていない。

    【あわせて読みたい】
    2000安打と200勝…「投高打低」が覆ったワケ
    成功体験をさせよ…斎藤巨人二軍監督の若手指導法
    崖っぷちも、開幕投手も…「松坂世代」のいま
    野球の俗説「代わった所に打球が飛ぶ」を検証した
    長嶋茂雄、五輪を語る 野球、そして、2020年

    2017年07月10日 10時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    PR情報
    PR
    今週のPICK UP
    PR
    今週のPICK UP