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    社会

    高校生が技術革新を学んだ3日間

    メディア局編集部

     科学の奥深さや課題解決の発想などを学ぶ高校生対象のサマースクール「イノベーションキャンパスinつくば2017」が8月9日から11日までの3日間、茨城県つくば市内の複数の会場で開かれた。全国から集まった高校生156人がグループワークなどを通して、未来をよりよくする技術革新を考えると同時に、互いの交流を深めた。

    「学長」に茂木さん

    • 初日に全国から集まった633人の高校生
      初日に全国から集まった633人の高校生

     4年目の今年は、「学長」に脳科学者の茂木健一郎さんが新たに着任。初日9日の開校式の学長あいさつで、最新のイノベーション事例を紹介した上で、「こんな面白時代に生きていて、わくわくしないか」と参加の高校生たちを鼓舞した。

     開校式に続いて、第1部の選択講座が開かれた。ロボットAI、ナノテク、宇宙、物理学、医療などの九つのコースで、選択講座とその後の交流会だけ参加の高校生を合わせて633人が熱心に講義に聴き入った。

     2日目の10日からは、第2部が本格スタート。まず午前中に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や産業技術総合研究所、農研機構といった、つくば市内にある五つの研究機関を見学した。午後は、各機関の研究成果を活用した社会的課題の解決法について、5~7人で1組のグループワークを行い、最終日のプレゼンテーションに備えた。

     11日の最終日、アルファベットのAからYまでの25班がグループワークでまとめた解決法をプレゼンテーションした。

     参加者による投票と茂木学長を始めとした8人の審査委員の評価を合わせて各賞を決めた。その結果、動物や植物、微生物の種を集めた「ジーンバンク」をノアの方舟(はこぶね)になぞらえ、そのクルーである将来を担う子どもたちの育成を訴えたVチームの「教育改革(ノアの方舟)」が最優秀賞に選ばれた。

    イノベーションの種を育てるのは君たち

    • 最終日に講評する学長役の茂木健一郎さん
      最終日に講評する学長役の茂木健一郎さん

     最後に茂木学長が、次のように講評し、3日間の活動を締めくくった。

    「イノベーションとは、今回、君たちが行ったグループワークこそが本質なのです。いろいろな人の種が流れこまないとイノベーションは起きない。今回の経験で、そのことに気がついてもらえれば、うれしいです。つくば市という、空気のようにイノベーションの雰囲気が味わえる地で、君たちの脳の中にイノベーションの種が植えつけられました。それを育てるのは君たちなのです」

    • すべての日程を終え記念撮影
      すべての日程を終え記念撮影

     最後は参加者、スタッフ全員で記念撮影した。

     最優秀賞に選ばれたVチームの代表、照屋安基(やすき)君(那覇国際高2年)は、「チームの仲間とコミュニケーションをとるのがとても楽しかった。3日間、いい経験ができました。ありがとうございました」と話していた。

     その他の受賞チームとプレゼンタイトルは次の通り。

    優秀賞  G 「木星で水素調達」

    学長賞 P 「レーザーでがん解析」

    イノベーティブ賞 B 「振動音の少ないドローン」

    社会貢献賞 C 「光る植物(街路灯、がん発見)」

    プレゼンテーション賞 R 「生物環境調査、美術品保存」

    2017年08月14日 17時18分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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