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    腕時計

    [PR]オメガを訪ねて(上)信頼組み立てる工房

    • スイス北西部の都市ビエンヌにあるオメガ社本社
      スイス北西部の都市ビエンヌにあるオメガ社本社

     スイスのバーゼルから車で1時間ほど南西に走ったジュラ山脈のふもとに、ビール/ビエンヌという町がある。ドイツ語圏とフランス語圏の境界にあたり、標識は独仏両言語で表示されている。1848年創業のオメガは、1880年、ここに本社を移した。

     本社には工房を備え、時計製作のほか、品質管理を行う。

     時計の品質基準はムーブメントのみを検査するスイス公式クロノメーター協会(COSC)の認証制度が一般的だが、同社の「マスタークロノメーター」モデルは、より厳しい、スイス連邦計量・認定局(METAS)の認定プロセスも導入している。検査項目は広く、耐磁性や防水性、パワーリザーブなどにまで及ぶ。

    • オメガ社 社長のレイナルド・アッシェリマン氏
      オメガ社 社長のレイナルド・アッシェリマン氏

     「品質の高い商品を作ることがお客さまへのサービスにつながる。2020年にはすべての機械式時計にMETASの認定プロセスを導入したい」と、同社のレイナルド・アッシェリマン社長※は語る。

     ※1996年、セールス&マーケティング プロダクトマネージャーとして、オメガでのキャリアをスタート。2001年に副社長兼インターナショナルディレクター(セールス、リテール&ディストリビューション担当)に。その後、スウォッチグループ全体の役員を兼務し、2016年6月より社長兼CEOに就任。

    • 本社から少し離れた山あいにあるヴィルレ工房
      本社から少し離れた山あいにあるヴィルレ工房
    • 静寂に包まれるこの部屋で、時計の心臓部が組み立てられる
      静寂に包まれるこの部屋で、時計の心臓部が組み立てられる

     時計の心臓部にあたるムーブメント製作を手がけるのは、本社から車で40分ほど離れたヴィルレの工房だ。

     ヴィルレ工房は、整然とした研究所のような空間になっている。時計師がピンセットのような道具を巧みに操り、肉眼では識別が難しいほど小さな部品を、こつこつと組み立てていた。工程の大半は時計師による手作業で、精密な調整を要する部分のみを機械が担っている。このバランスが、オメガの高い品質と大量生産とを両立させているのだ。

    • 防水性の検査。METASの検査項目はいずれも過酷を極める
      防水性の検査。METASの検査項目はいずれも過酷を極める
    • 1万5000ガウスの強力な磁場に耐えなければ、検査をクリアできない
      1万5000ガウスの強力な磁場に耐えなければ、検査をクリアできない

     本社工房で目にした、METASの検査過程は興味深い。ほぼ完成した一つ一つの製品を1万5000ガウスの磁場にさらしたり、水中に沈めたりしながら、さまざまな条件下で精度を測っていた。できあがった製品から一部を抽出するのではなく、マスタークロノメーターのモデルはすべて、この検査を経ることになる。

     時計個々の検査結果は、METASのサイトに認証番号を入力すると見られる。機械式時計の故障の多くは、パソコンや携帯電話、テレビなどからの帯磁によるものである。強力な磁場にも耐えうるマスタークロノメーターは、故障しにくい時計として消費者に受け入れられるだろう。

     (読売新聞広告局パリ駐在 阿部泰三)

    2017年08月24日 10時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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