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    テレビ

    ラピュタ「バルス祭り」今回の結果は…?

    読売新聞メディア局編集部 中根靖明
     皆さんは「バルス祭り」をご存じだろうか。宮崎駿監督のアニメ映画「天空の城ラピュタ」がテレビ放送された際、主人公のパズーたちが唱える滅びの言葉「バルス」に合わせて、視聴者たちがソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のツイッターなどで一斉に「バルス」とつぶやいて「SNS上のお祭り」となった現象だ。ラピュタは9月29日にも日本テレビで午後9時から放送されたが、今回の祭りの結果は……?

    「バルス」回数は減少…

     ツイッターのデータを分析しているNTTデータによると、今回、29日の1日間で「バルス」がつぶやかれた回数は91万7024回。前々回放送(2013年8月2日)の431万4588回、前回放送(2016年1月15日)の188万5599回などに次いで、過去4番目の数となった。


    • ラピュタの「バルス」ツイート数と視聴率(関東地区)の推移
      ラピュタの「バルス」ツイート数と視聴率(関東地区)の推移

     ビデオリサーチの調査では、今回の視聴率(関東地区)は14.4%。前々回の18.5%、前回の17.9%に比べるとやや下がっており、ツイート数も連動しているとみられる。

     とはいえ、パズーたちが「バルス」と唱えた時間にあたる、午後11時23分の1分間だけで、計23万7295回のつぶやきがあり、祭りは一段落したとはいえ、まだ「勢い」は続いていると言えよう。NTTデータの担当者は「バルスを別の言葉に変えて投稿している人もいるのでは。キャラクターの名前の投稿も多い」と話す。

     日本テレビは、前回放送時には、「バルス」の放送時刻を予想する企画を行ったり、その瞬間にデータ放送や特設サイト画面が「崩壊する」といった演出を行ったりするなど、「バルス祭り」の盛り上げを図った。

    ネット投票でバルスは「2位」

     今回の放送では、「バルス」に限らず作品中の数々の名シーンに視聴者がインターネットで投票してランキングを決める「みんなで選ぶ!好きなシーンランキング」を実施した。結果は、バルスの瞬間は2位で、1位は敵に捕らわれていたヒロイン・シータを、パズーが救い出すシーンだった。

     こうした施策は「バルスブームを継続させるためというより、リアルタイムで『天空の城ラピュタ』の放送を楽しんでもらうために用意しているもの」(日テレ)という。視聴者は敏感に反応しており、今後もラピュタの根強い人気は持続しそうだ。

     最近はテレビ東京の「けものフレンズ」など、SNSと連動する形で人気に火がつくアニメが増えており、日テレも、スタジオジブリの作品の放送時などにツイッターなどSNSと連動させる企画に取り組んできた。

     民放各局がスマートフォンとの「視線争奪戦」を余儀なくされている中、このようにスマホとアニメを連動させる取り組みは、放送の視聴者拡大のために必須といえるかもしれない。日テレも「リアルタイムで放送を見て楽しんでいただけるような『プラスワン』の企画を考え、視聴者のみなさまと一緒に盛り上がっていけるような企画を追求したい」としている。

    2017年10月03日 16時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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