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    スポーツ

    「仮面貴族」ミル・マスカラス、藤波とタッグ組みリングへ

    読売新聞 二居隆司

     プロレスラーの「仮面貴族」ことミル・マスカラスが25日、来日を果たし、東京・後楽園で記者会見を行った。27日に東京・後楽園ホール、29日に大阪・ATCホールで行われる「炎の飛龍」藤波辰爾のデビュー45周年を記念する大会に出場するための来日で、両試合に懸ける意気込みを語った。

    • 記者会見で好ファイトを誓う藤波とマスカラス
      記者会見で好ファイトを誓う藤波とマスカラス

     日本プロレス時代の1971年(昭和46年)に初来日し、日本においては主に全日本プロレスのリングで活躍したミル・マスカラスと、新日本プロレス一筋の藤波辰爾。一見接点がないように思える2人だが、オールド・プロレス・ファンには実にたまらない組み合わせなのだ。

     当時、激しい興行合戦を繰り広げていたジャイアント馬場の全日本とアントニオ猪木の新日本が、たった一度合同興行を行ったのが、79年(同54年)8月26日、日本武道館での「プロレス夢のオールスター戦」で、8年ぶりのBI砲の復活と並んで話題を呼んだのが、藤波、マスカラス、ジャンボ鶴田のタッグ結成だった。

     今回、ミル・マスカラスが出場する両試合の対戦相手チームには、「オールスター戦」で対戦したザ・グレート・カブキも含まれている。つまり、オールスター戦のリングで相対した6人のうちの3人が再び同じリングに上がるのだ。当時を知るファンには涙があふれんばかりの組み合わせだ。「プロレスが熱かった時代をもう一度思い出してほしい」との藤波の思いが、タッグ再結成を実現させた。

    • 富士山をあしらい、両脇に「FUJI」「JAPAN」と書かれたマスク
      富士山をあしらい、両脇に「FUJI」「JAPAN」と書かれたマスク
    • 等身大のパネルを目にし、「It’s me!」と言ってのけぞるマスカラス
      等身大のパネルを目にし、「It’s me!」と言ってのけぞるマスカラス

     2000年(平成12年)、肝臓がんにより49歳の若さで亡くなったジャンボ鶴田の代役の1人として藤波が指名したのが、「プロレスリング・マスター」武藤敬司。藤波は、「ジャンボと同じ山梨県の出身で、ジャンボと同じように華がある」と指名の理由を説明する。27日の試合には、武藤が藤波やマスカラスと組み、29日の試合では、長州力が2人と組む。

     「千の顔を持つ男」との異名も持つミル・マスカラスは25日、富士山があしらわれ、両脇に「FUJI」「JAPAN」と書かれたマスクで登場。会見場に設置された等身大のパネルを目にし、「It’s me!(私だ!)」と言ってのけぞってみせた。

     記者会見では、開口一番、「日本には71年の初来日以来、何度もやって来ている。また来日できて、とてもうれしい」と“日本愛”を披露。プロレスラーとしてのキャリアが52年、75歳にしてどうやってその体形を維持しているのかとの質問には、にやりと笑い、「とにかくトレーニング、トレーニング、ワークアウトを続けるだけさ。3日に一度、5キロ走っているよ」と胸を張った。

     最後に、「日本のファンは、あなたのフライング・ボディーアタックとクロスチョップを期待している」と話をふられると、「なんでもやりますよ。自分の持てるものを全部披露したい」と自信満々に答えた。

     御年、75歳。おなじみの入場テーマ曲、ジグソーの「スカイ・ハイ」をバックに、ミル・マスカラスが大きく飛翔(ひしょう)する。その姿に、プロレスを愛し続けてきたファンは涙することだろう。

    2017年10月26日 14時21分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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