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    危険なタックル問題…日大学長記者会見の一問一答

    • 記者会見で頭を下げる日大の大塚吉兵衛学長(25日午後3時40分、東京都千代田区で)
      記者会見で頭を下げる日大の大塚吉兵衛学長(25日午後3時40分、東京都千代田区で)

     アメリカンフットボールの危険なタックル問題で、日本大の大塚吉兵衛学長が25日、東京都内で記者会見した。日大の対応が後手に回ったことを「アメリカンフットボール部に任せ、大学としての対応をしていなかった」と反省。「失墜した(大学の)信頼を回復すべく、真摯に取り組む」とし、自身の責任は「解決後に考えたい」と述べた。記者会見の司会は、アメフト部の会見とは別の広報担当者が担い、2時間以上続いた。主なやりとりは以下の通り。

    ――危険なタックルをした選手と、内田正人前監督らの会見を見て、何を感じたか。
    「選手は、自分が語るべきことを真摯に述べていたと思う。しかし、内田前監督らの発言との間には食い違いがある。それについては、第三者委員会や競技団体の調査がなされている流れもあるので、コメントを差し控えたい」

    ――日大の一連の問題対応が、強い批判にさらされているが。
    「正直に言って(日大と関西学院大の)アメフト部同士でやりとりがされていた。グラウンドで起こったことなので、部同士や競技団体で解決できるのではないかと考えてきたというのが事実だ。皆さまが思っている通り、大学としての対応をしていなかった」

    「関学大からはアナウンスがすぐに起こるが、我々は手紙を待っているというか、文章での対応をしてきたので、対応が遅くなった。申し訳なく思う。学長は、運動部を統括する立場。私にも責任がある」

    ――再発防止策は。
    「学生のあり方、部のあり方、スポーツ選手のあり方、フェアプレーなどについてのメンタル指導はこれまで、主将や主務など学生に対して実施してきた。今後は、全運動部への巡回担当者を置き、監督やコーチも対象として研修を行うなどして指導したい。アメフト部以外の部でも、事故防止や安全対策を考えなければならない」

    ――今後のアメフト部の体制について。
    「今回は、学生の生の声を聞き、取り入れなくてはいけないと思う。どういう部にしたいか、どう考えているかなどを十分調査したい。(内田前監督が今後、何らかの形で部に再びかかわることは)私が学長の間、そういうことは起きないと思う。コーチ陣は、学生が望むかどうかということもあるが、取りかえないといけないとは感じている」
    「競技団体の裁定を待っているところではあるが、アメフト部の活動を永久停止することは考えていない。できるだけ早い時期に活動を再開してほしい」

    ――タックルした選手は、日大生としては今後、どうなるのか。
    「学びたいという意向があれば、今後も本学で学んでほしい。今後の相談をするために、学部長が連絡を取っている」

    ――内田前監督のように、部活の指導者が大学の幹部を兼ねているのは、体制として適切か。
    「なかなか難しいところ。真剣に考えなくてはいけない」

    ――運動部の競技成績は、大学の経営に直結する。だから勝利至上主義に陥ってしまうのではないか。
    「おっしゃる通り。大学が持っている運動部である以上、競技成績はある程度、求められる。学生のパフォーマンスを上げる指導体制と、学生の意思とのかい離が起きないように、考えていかないといけない」

    ――学長自身の責任を、どう取るか。
    「危機管理体制やコーチング環境を急いで整備することが今の役割。問題を解決した後で、自身の責任について考えなければいけない」

    2018年05月25日 18時50分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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