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    デジライフ

    日記で振り返るスマホ払い実験の2か月

    読売新聞専門委員 松井正

    3月15日(木)

    ミッション「スマホ払いで生活せよ」

     デジライフ面の編集長とランチをとっていたところ、「おや、iPhoneX(テン)ですね」とめざとく見つけられた。3年間使ったiPhone6の動きがひどく遅くなり、買い替えたばかりだ。

     突然、彼の目がキラリと光り、「キャッシュレス社会の体験ルポをやりませんか? 2か月間スマホだけで生活してください」とのお願いが。「どうしても無理な場合、クレジットカードは使っても結構です。でも現金はダメ。使ったら1アウト、3アウトでゲームセットです」とのルールだという。

    3月16日(金)

    電子マネーの複雑さに途方に暮れる

     電子マネーの知識はほとんどなく、ネットで調べると、アップルペイやバーコード、アプリ、LINEPayなど、様々なサービスや支払い手段がある。何を準備すれば良いのか、途方に暮れる。昔テレビで見た、タレントなすびさんの懸賞生活ほどではないが、不安を覚える。

    3月20日(火)

    カギ握るアップルペイとは?

     調査の結果、アップルペイがやはりカギのようだ。電子マネーをiPhoneに登録すると、電車やコンビニなどでの支払いに使えるらしい。クレジットカード型の電子マネーだと、iDとQUICPayが登録できる。アプリの「+」マークを押すとカメラが起動し、カードを写すと自動的に番号を認識して登録できた。意外と簡単だ。

    引き出しに眠るSuicaも登録

     アップルペイには、交通系電子マネーも登録できる。事前にお金をチャージするプリペイド型で、利用できる範囲は広い。自宅の引き出しで長年眠っていたSuicaを入れてみた。iPhoneにかざすと、自動的にデータを吸い出し、アッという間にアプリに納まった。こちらも非常に簡単だ。

    3月21日(水)

    いよいよ実験スタート

     実験初日は埼玉県越谷市の喫茶店で、家計簿アプリユーザーの取材だった。インタビューを終え、電子マネーを使う機会が到来した。ドキドキしながらQUICPayで払うが、なぜか認識しない。iDに切り替えてもだめ。タイミングが悪いのか、タッチする場所が悪いのか。「早くも1アウトか?」と覚悟したその時、iPhoneが振動して支払うことができた。心からホッとした。

     取材を終えて外に出ると、雨から徐々に季節外れの大雪へ。地元の店で昼ご飯を食べようとネットで調べたが、現金払いの店ばかりだ。雪も本降りになってきたので、お昼は我慢して帰途に就いた。

    2018年06月03日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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