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思い出の地で悲運、「メロウセブン」着地に失敗

 トリノ五輪スノーボード女子ハーフパイプ(13日)――今井メロが両手で顔を覆ったまま動かない。動けない。予選2回目。最初の見せ場、後方宙返りに横の一回転を加えた大技「メロウセブン」の着地後にバランスを崩し、あおむけに倒れ込んだ。

 そのままの状態でゴールへ向かう今井。スタンドから拍手が鳴り響いた。

 両わきを抱えられ、ゴール脇に出てきた。苦痛に顔がゆがみ、痛みを抱えたままで本番を迎えていた腰が、再び悲鳴をあげた。

 医務室には、母の多美江さんも心配そうな顔つきで駆けつけた。本人は「選手村に帰りたい」と元気な声で周囲に告げたが、大会規定で検査を受けなければならないため、トリノ市内の病院に向かった。

 予選1回目も、メロウセブンの着地に失敗。その後は流すようにゴールを切った。ここは、W杯で初めてメダル(2位)を獲得した思い出の場所。その地での五輪は、2度メロウセブンを披露しただけで終わってしまった。(河村真司)

2006年2月13日22時6分  読売新聞)
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