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日本、スイスに敗れ準決勝進出逃す…カーリング女子

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スイス戦敗退のあと、観客の声援に手を振る日本チーム=水野貴撮影

 トリノ五輪(20日)―─カーリング女子の1次リーグ最終戦で日本はスイスに5―11で敗れ、通算4勝5敗の7位に終わり、準決勝進出はならなかった。

 第4エンドまでに5点をリードされた日本は、中盤に1点ずつ返したが、第8エンドに4点を奪われ、ギブアップした。4強はスウェーデン、スイス、ノルウェー、カナダに決まった。

 準決勝は、男子が米国―カナダ、フィンランド―英国、女子はノルウェー―スウェーデン、スイス―カナダの組み合わせで、いずれも22日に行われる。

 ◆「本望です」涙の後に充実感◆

 「日本にカーリングの楽しさを伝えてくれた。それが金メダルだよ」。日本カーリング協会の斎藤寛之副会長が、そう言ってスキップ(主将)の小野寺をねぎらうと、5人の目からは、こらえていた涙があふれ出した。

 大会前に「私たちが最高のパフォーマンスをすることで、知られていない競技をもっと日本に広めていきたい」と話していた小野寺は、「メダルは取れなかったけれど本望です」。涙を流しきった後の顔には充実感が満ちていた。

 数字だけを見れば、4勝5敗の負け越しだ。しかしカナダ、英国という長野、ソルトレーク各五輪の覇者を破り、世界ランク1位の米国も下した。サード(第3投者)の林は、「相手がいいショットをすると、こちらも集中力が高まり、お互いに高め合っていい試合ができた」と振り返った。

 それだけに、下位チームに取りこぼして1勝3敗とスタートダッシュに失敗した点は悔やまれる。それでも、小野寺は「負けがあったから、強豪と対等に戦えたというのもあると思う」。前向きにとらえた姿勢はさわやかだった。

 カーリング選手は一般に、ほかの競技と比べると小柄だが、中でも身長1メートル53の林は、この競技の出場者で最も小さな選手。メダルが期待されながら思ったような結果が残せなかった日本勢の中で、ごく普通の女性のように見える5人が懸命に戦う姿は、間違いなく日本人の心をつかみ、元気づけた。(若水浩)

2006年2月21日10時30分  読売新聞)
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