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    ドログバ投入で激変、MF遠藤生かせず

     日本が1-2でコートジボワールに逆転負けしたブラジルW杯グループリーグ初戦を、元ヴェルディ総監督の李国秀氏に分析してもらった。(聞き手は、塩見要次郎・読売新聞サッカー推進事務局長)

     ――敗因は。

     「日本は、サッカーができなかった。<相手が詰めてきたらパス、来なければドリブルで運ぶ>という、原則を実践できなかった」

     ――後半開始まもなくの54分に守備的MF遠藤を投入した。

     「いま言った原則を実践するキーマンとして遠藤を出したと思う。遠藤にその意図はあったが、他の選手ができなかった」

     ――なぜか。

     「香川は残念なプレーだった。なぜ、もっとドリブルで仕掛けなかったのか。本田も先制点はスーパーゴールだったが、それ以外はミスが多すぎた」

     ――コートジボワールは62分、満を持してエースのドログバを投入した。

     「あれでガラリと変わった。ドログバは、ドリブルで運ぶべき状況と、パスをさばくタイミングを正確に見極めてプレーした。個々の力自慢だったコートジボワールが、ドログバ投入後は、チーム全体でバランスの良いサッカーを展開した」

     ――64分、66分に連続失点。何が問題だった。

     「前半の守備も、何となく守り切れていたに過ぎなかった。クロスの出所にプレッシャーをかけられないと、ピンポイントに上げられ、決められる。コートジボワールには、それだけの質の高さがある」

     ――やはり日本とコートジボワールでは、チームとしてのエンジンの排気量に差があった?

     「自分たちの持ち味である、細かく正確なパスワークを発揮できなければ、こういう結果は予想された」

     ――ザッケローニ監督の采配は?

     「ある程度はゲームプラン通りだったのではないか。ただ、私だったら、スペースができる状況になった後半の途中から、ドリブラーを投入した。大久保ではなく、斎藤だ」

     ――日本イレブンは、立ち直れるか。

     「私は、最初からグループリーグの3試合トータルでの勝負と言っている。コートジボワールに3点目を取られなかったことは良かった。選手たちには、『下を向くな、サッカーをやろう』――と言いたい」

    2014年06月15日 13時29分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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