31泊で6万9800円、テント生活のW杯サポーター
【ドルトムント(独)=十郎浩史】1か月間に及ぶサッカー・ワールドカップ(W杯)を格安で楽しもうと、ホテルに泊まらず、テント生活を送りながら観戦を続けるサポーターがいる。
ドイツの企画会社が用意したユニークな宿泊プランの利用者たちで、31泊しても6万9800円で済むという。ドイツ国内3か所に設営されたキャンプ地には、お金をかけずにW杯の興奮を味わいたいという世界各国のサッカーファンが続々と訪れている。
ドイツの「ファン・プロジェクト2006」社が、幅広い人々にW杯を楽しんでもらおうと企画。W杯期間中、日本対ブラジル戦が行われるドルトムントを始め、ライプチヒ、イルズホーフェンにキャンプ地を設け、低価格で開放している。
費用には新品のテント代が含まれており、追加料金を払えば、寝袋やエアマットも利用できる。
それぞれのキャンプ地からは、近くの競技場までのシャトルバスが出ている。チケットがなくても満喫できるよう、大型スクリーンも設置され、シャワー施設や救急センターも整う。期間中は数千人の利用を見込み、日本からは約200人の申し込みがあった。
長野県阿南町からドルトムントのキャンプ地に来た熊谷隆幸さん(23)は、日本対ブラジル戦などを観戦する予定。敷地内には、スウェーデンやポーランドなど10か国以上のサポーターのテントが並び、「ホテルでは味わえない国際交流が楽しめるのもテント暮らしの魅力」と満足そうだ。
(2006年6月14日14時44分 読売新聞)