宮本不在、ジーコ監督「坪井が入る」…練習後に明言
【ボン(独)=野崎尉】宮本不在の穴を埋めるのは、坪井だ――。日本代表は19日、クロアチア戦に先発したメンバーと右足をねんざしたMF稲本(ウェストブロミッジ)、腰痛のGK土肥(F東京)を除いた10人が合宿拠点のボン市内で練習。
終了後にジーコ監督は、累積警告で第3戦のブラジル戦に出場停止となる主将のDF宮本(G大阪)に代わり、DF坪井(浦和)の起用を明言した。
練習ではミニゲームを行った後、シュート練習に取り組んだが、坪井とDF茂庭(F東京)はDFの裏のスペースへボールを出された際の守備練習などを行った。両サイドを含めて超攻撃的なブラジルと戦うには、サイドのスペースを埋める4バックで臨むことが濃厚。ジーコ監督は「選手は決めた。坪井」と話した。
DF中沢(横浜M)とコンビを組むことになった坪井は、「(ブラジルと戦うのは)楽しみというか、きついとは思いますけどね」と苦笑いしながらも、「どれだけ気持ちを強く持てるか。ピッチに立ったら戦いだし、そうした気持ちのうえで技術や戦術がある」と戦う姿勢を強調した。
豪州戦では、両足のけいれんで無念の途中交代。これが逆転負けの一つの原因にもなっただけに、「自分のことよりも、チームが勝てなかったことが残念」と話す。悔しさを表には出さないが、雪辱への思いは人一倍強いはずだ。
そのブラジル戦では、最低でも2点をつけて勝つ必要がある。「FWにしっかり点を取ってもらわないと。ノルマがかかっているわけだから」とジーコ監督。「フォーメーションはいじりますが、今、唯一言えるのは坪井が入ること」とだけ語り、攻撃陣の人選については言葉を濁したが、指揮官がどんな思い切った起用をするか。
(2006年6月20日11時24分 読売新聞)