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    中国から台湾への観光客、08年以降で初の減少

     【北京=蒔田一彦】中国国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官は11日の定例記者会見で、2016年に中国から台湾を訪れた観光客が前年比で14・4%減少したと明らかにした。

     中国から台湾への観光客が前年比で減少したのは、中国人の台湾観光が解禁された08年以降初めて。商用目的などを含めた全体の訪問者数は延べ361万人で、前年より約80万人減った。

     馬氏は「台湾当局の大陸政策が変わって両岸(中台)交流の雰囲気が悪化し、大陸の住民が台湾へ行く意欲や意思に影響した」と述べ、減少の原因は台湾側にあると主張した。

     16年5月に発足した台湾の蔡英文ツァイインウェン政権に対し、中国側が圧力をかけるために台湾旅行を制限しているとみられる。同年9月には台北で旅行客減少に悩む観光業者による大規模なデモも起きた。

     蔡政権は、中台がそれぞれの立場で「一つの中国」原則を認めるとした「1992年合意」を受け入れていない。

    2017年01月11日 20時44分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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