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    活発な火山活動続くハワイ「自宅敷地にも溶岩」

    • 15日、キラウエア火山周辺から噴き上がる火山灰を見つめる人々(ロイター)
      15日、キラウエア火山周辺から噴き上がる火山灰を見つめる人々(ロイター)
    • 長引く避難生活への不安を語るデイビッド・ウェブさん(右)=田原徳容撮影
      長引く避難生活への不安を語るデイビッド・ウェブさん(右)=田原徳容撮影

     【パホア(米ハワイ州)=田原徳容】米ハワイ島で今月3日に噴火したキラウエア火山が、活発な活動を続けている。

     20以上の亀裂から溶岩が噴き出しており、数週間以内に爆発的噴火が起きる可能性もある。ハワイ州軍に15日、同行し、溶岩の噴出現場に入った。

     避難所があるパホアの十数キロ・メートル南、避難住民以外は立ち入りが禁じられた道路から2キロ・メートル以上離れた場所で、ドドーンという爆発音とともに火柱が3本、空高く上がり、花火のように飛び散った。「それぞれ17、18、20番目にできた亀裂だ。溶岩は活発に噴き出している」。ジェフ・ヒックマン少佐はそう説明した。

     地元当局は、火山の東側で少なくとも21か所の亀裂と溶岩の噴出を確認。被害を受けた建物は住宅26戸を含む36棟に上った。人的被害はないが、溶岩の流出面積の拡大に伴い、避難対象地域が広がっている。呼吸困難の恐れがある有毒ガスが拡散する危険もあり、住民ら約2000人が避難生活を強いられている。

     パホアの体育館では50以上のテントに約300人が暮らす。家族6人で避難した農業デイビッド・ウェブさん(36)は、「自宅敷地と果樹園の一部が溶岩に覆われ、道路も寸断された。本格的な噴火が起きる前に荷物を出せればいいが……」と不安げだ。ラバーナ・テイラーさん(66)は、「火山と共に暮らすハワイ島住民の宿命だが、今後のメドがたたないのはつらい」と疲れた様子だった。

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    2018年05月17日 15時05分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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