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クリントン陣営の“内紛”を暴露…米紙

 【ワシントン=貞広貴志】「あなたの作った広告は機能していない」「悪いのはいつも広告で、発信するメッセージの中身じゃないとでも言うのか」――。

 14日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、米大統領選の民主党指名争いで守勢に立たされたヒラリー・クリントン上院議員(60)の陣営で、成績不振の原因をめぐって繰り広げられた“内紛”の模様を生々しく伝えた。

 同紙によると、クリントン陣営は、2月5日のスーパーチューズデーが終わった後、バージニア州の選対本部で幹部会を開いた。クリントン前大統領時代からの側近で世論対策担当のマーク・ペン氏が、「広告の出来ばえはすべて悪い」と成績不振を広告のせいにしたのに対し、広告担当のマンディ・グルーンワルト氏が、伝えるべきメッセージ自体が間違っていると反撃、出席していた一部幹部が席を立つほど険悪なやりとりが交わされた。

 同紙はさらに、選対本部長と母親業を両立していたパティ・ソリス・ドイルさんが2月10日に辞任した背景として、寝かしつけようとした6歳の息子から「パパがいい」と泣かれたエピソードを挙げた。選挙運動に忙殺されている間に息子の心を失ったことにショックを受けたドイルさんは、子供部屋を泣きながら飛び出し、「ジョーイ(息子の愛称)に私なんか要らないと言われた。選挙運動なんてもういい。辞める」と夫に訴えた。

 ただ、初のヒスパニック(中南米系)選対責任者として話題を呼んだドイルさんを更迭した印象を与えるのを恐れたクリントン選対は、ドイルさんに「引責辞任を強要されたのではない」と表明するよう求め、ドイルさんは辞任会見で「個人で決めたこと」と発表したという。

2008年2月15日20時10分  読売新聞)
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