中国が「6か国」再開へ北を説得…「米政権交代なら難しく」【北京=佐伯聡士】先月末に北朝鮮を訪問した中国共産党の王家瑞・対外連絡部長が金正日総書記との会談で、核問題をめぐる6か国協議の早期再開に向けて働きかけた具体的な説得内容が分かった。外交筋が16日明らかにした。 中国は、今秋の米大統領選で民主党政権が誕生すれば、同協議の進展が困難になるとして、ブッシュ大統領の在任期間中に早期再開に応じるよう迫っていた。 同筋によると、金総書記は会談で、米国が北朝鮮のシリアへの核拡散疑惑を問題にしている点に言及し、「これでは信頼関係が構築できない」などと語り、強い不満を表明。これに対し王部長は、「今秋の米大統領選で民主党政権が誕生する可能性が高い」と説明し、「そうなれば担当者も皆交代し、6か国協議を進めるのが難しくなる」とし、早期再開を促した。金総書記も「その通りだ」と応じ、同意を示したという。 一方、「3月」とも伝えられている金総書記の訪中について、王部長が「都合の良い時期に訪中してほしい」と改めて招請したところ、会談に同席した 新華社通信は先に、金総書記が「協議を引き続き推進し、合意事項を履行する立場に変化はない」と語り、6か国協議に前向きな姿勢を表明したと報じていたが、具体的なやり取りが明らかになったのは初めて。 (2008年2月17日03時06分 読売新聞)
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