グルジア大統領「戦争状態」を宣言、露軍が各地で攻勢強める【トビリシ=中谷和義】グルジアからの分離独立を求める親ロシアの南オセチア自治州に進攻したグルジア軍と、同州に平和維持を名目とした駐留部隊を置くロシア軍の戦闘は9日、グルジア領内各地に拡大した。 ロシア軍は、グルジアの首都トビリシ近郊に大規模な空爆を加えるなど攻勢を強めている。 グルジアのサアカシビリ大統領は、全土で予備役の招集を可能にする15日間の「戦争状態」を公式に宣言した。 一方、ロシアのプーチン首相は9日夕(日本時間9日深夜)、北京から同州に隣接するロシア・北オセチア共和国の首都ウラジカフカスを電撃訪問、「ロシアの行動は正当だ」と述べた。 グルジア、ロシア両軍は州都ツヒンバリを巡って激しい攻防を繰り広げ、インターファクス通信によると、州都だけで民間人約2000人が死亡。ロシアは州都制圧を宣言したが、グルジア側は否定している。 ロイター通信などによると、ロシア軍はトビリシ近郊のワジアーニ軍事基地のほか、中部の要衝ゴリの軍事施設などを爆撃。黒海沿岸の拠点都市ポチの港も、空爆で壊滅的被害を受けた。一方、同じくグルジアからの分離独立を主張するアブハジア自治共和国でも、独立派民兵らがグルジア軍に攻撃を始めた。 (2008年8月10日01時51分 読売新聞)
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