北朝鮮の指定解除、米高官が先送り示唆「満足な回答ない」
【北京=黒瀬悦成】米ホワイトハウス・国家安全保障会議(NSC)のデニス・ワイルダー・アジア上級部長は10日、北京で記者会見し、11日に手続きが可能となる北朝鮮のテロ支援国指定解除について、「明日にはたぶん、何も起きないだろう」と述べ、ブッシュ政権が指定解除を先送りさせる方針であることを表明した。
ワイルダー上級部長は、北朝鮮が提出した核開発計画の申告内容の検証手続き合意に向け、「北朝鮮と引き続き協議を進めていく」としたものの、米国が提示した検証草案について、北朝鮮側からは「現時点で満足な回答は得られていない」と語った。
同上級部長によると、6か国協議の米首席代表、クリストファー・ヒル米国務次官補がブッシュ大統領の訪中に合わせて北京入りし、中国側と指定解除問題で協議している。
(2008年8月10日22時02分 読売新聞)