シリア領内で米軍が民間ビル攻撃、子供ら8人死亡【カイロ=加藤賢治】シリア国営通信は26日、米軍ヘリコプター4機が領空侵犯し、イラク国境に近いシリア東部アブカマル近郊で建設中の民間ビルを攻撃、ビル内にいた父親と子供4人ら民間人8人が死亡した、と伝えた。 着陸したヘリ2機から米兵が降り、ビルを急襲したとの目撃者談もある。ビルは国境から約8キロ・メートル地点で、攻撃後、ヘリはイラク方向に飛び去ったという。 米軍関係者が匿名でAP通信に語ったところでは、攻撃は米軍特殊部隊によるもので、シリアからイラクへの侵入を繰り返してきた国際テロ組織アル・カーイダ系武装勢力の外国人戦闘員の掃討を目的としていた。 2003年のイラク戦争開戦以降、米国はイラクへのテロリスト侵入をシリアが放置していると非難してきた。米軍関係者は「我々は問題を解決しようとしている」と述べており、特殊部隊の関与が事実であれば、極めて異例のシリア越境作戦は、同国に潜伏するテロリストの拠点への攻撃だった可能性が高い。 シリア国境と接するイラク西部を管轄する米軍司令官は23日、「アル・カーイダなどのメンバーがシリアで公然と活動している」と述べていた。 (2008年10月27日13時46分 読売新聞)
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