イスラエル軍の空爆続く、死者345人に…ガザ侵攻懸念も【カイロ=宮明敬】イスラエル軍は29日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの拠点施設などへの空爆を続け、AFP通信によると、空爆が始まった27日からの死者数は少なくとも345人、負傷者数は1550人に達した。 ガザとの境界沿いには、イスラエル軍の戦車が集結、地上部隊がガザに侵攻する懸念が高まっている。ガザの武装勢力もロケット弾による報復攻撃を続け、イスラエル人1人が死亡した。 28日から29日にかけての空爆では、ガザの政府関係施設や大学研究棟などが破壊された。地元の救急当局者がAFP通信に語ったところでは、ガザ北部ジャバリヤや南部ラファでの空爆で子ども6人が死亡。また、南部ではエジプトの国境警備隊とエジプト領内に入ろうとするパレスチナ人が衝突し、双方に死者が出た。 イスラエル軍は29日、ガザの周囲を軍事区域と宣言し、住民以外の立ち入りを禁止。イスラエルのバラク国防相は国会で、「ハマスとの全面戦争に入った」と述べた。ただ、リブニ外相は米NBCテレビに対し「目標はガザの再占領ではない」と語り、ハマス転覆やガザ占領などの大規模作戦に乗り出す意図は否定した。 (2008年12月30日01時41分 読売新聞)
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