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イスラエル軍がガザ侵攻、ハマス拠点包囲…死者500人超

 【エルサレム=福島利之】イスラエル軍は3日夜(日本時間4日未明)、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザで、地上軍による侵攻を開始した。12月27日に空爆で始まったガザ攻撃は地上戦という重大な局面を迎えた。

 同国軍は4日、40万の人口が集中する北部ガザ市を包囲。ロイター通信によると、パレスチナ側で少なくとも34人が死亡、9日間の攻撃による死者は500人を超えた。国際社会からは非難の声が上がっているが、イスラエルのバラク国防相は「作戦は短期間で簡単に終わるものではない」と言明、攻撃は数週間続く可能性もある。

 同国軍は1週間前から、ガザとの境界に近い同国南部に約1万人の部隊を集結させており、3、4の両日で5000人前後がガザに侵攻した模様だ。戦闘機や戦闘ヘリが後方から攻撃を加え、海軍もガザ沖から砲撃を行った。

 ロイター通信などによると、地上軍は3日夜、ガザ北部のベイトラヒヤ、難民キャンプのあるジャバリヤなどでハマスの戦闘員と交戦。4日昼には、ガザ地区を縦断する幹線道路サラハッディーン通りを制圧し、南北の通行を遮断した。

 ガザ上空はこの日、黒煙に覆われ、目撃証言によると、市内では逃げようとする住民が車に荷物を満載し、立ち往生しているという。

 ハマス報道官は「ガザはイスラエル軍の墓場となるだろう」と述べており、徹底抗戦する構えだ。同国軍は4日、地上戦で兵士1人が死亡したと発表した。

 イスラエル政府が地上侵攻を決めたのは、同国軍が8日間にわたり空爆を続けたにもかかわらず、ガザから連日続くロケット弾攻撃を止めることができなかったためだ。軍報道官は、地上戦について「ロケット弾発射拠点を制圧し、攻撃を阻止する」のが目標だとしている。

 一方、パレスチナ自治政府のアッバス議長は「非道な侵攻」と非難。エジプトのアブルゲイト外相は「(国際社会の停戦要求にかかわらず)恥知らずの挑戦」と批判し、イスラエルに即時の侵攻中止を求めた。

2009年1月5日01時29分  読売新聞)

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