ハマスまた援助物資横取り、国連機関は搬入停止宣言【エルサレム=三井美奈】パレスチナ自治区ガザ紛争の被害者支援を行う国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は6日、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマス政府が5日に食糧を横奪したと非難する声明を発表した。 ハマスによる援助物資の押収は3日に続き2度目で、UNRWAは「ハマスが横取りをやめると確約するまで、援助物資搬入は停止する」と宣言した。 声明によると、UNRWAが受け取る予定だった小麦粉やコメ約300トンが、エジプトからガザに入境した直後、ハマス政府のトラックで持ち去られた。ハマス政府の厚生相アフメド・クルド氏は地元メディアに、「手違いが判明すれば、返還する」と述べた。ハマス政府は3日には倉庫に保管されていた毛布や食糧を押収しており、UNRWA主導の被害者支援に不満を抱いているものと見られる。 米欧や穏健派アラブ諸国は、ガザを武力で制圧したハマス政府の正統性を認めず、外国からの援助物資はほとんどが国連経由でガザに搬入されている。UNRWAによると、日本政府が送った毛布などの援助物資は5日にガザに搬入され、8日に被害を受けた約1000家族に配布される予定。 (2009年2月7日12時21分 読売新聞)
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