「衛星」発射、北朝鮮が危険区域を指定…秋田沖と太平洋政府は12日夜、北朝鮮が4月4日から8日までの間に、試験通信衛星「カンミョンソン2号」(光明星2号)を打ち上げると国際海事機関(IMO、本部ロンドン)に事前通報したと発表した。 部品等の落下が予想される危険区域として、北朝鮮は秋田県沖の日本海と千葉県東方の太平洋の二つの海域を指定した。政府は、衛星打ち上げであっても、北朝鮮に弾道ミサイル計画の停止を求めた国連安全保障理事会決議に違反するとして、中止を求める河村官房長官の談話を発表した。 北朝鮮の事前通報は、1991年に採択された国際海事機関の決議に基づくものだ。ロケット打ち上げやミサイル発射の場合に、周辺を航行する船舶に注意を促す目的がある。北朝鮮は過去にも弾道ミサイルを発射しているが、事前通報を行ったのは今回が初めて。 北朝鮮の通報によると、危険区域は、〈1〉秋田県沖130キロの海域(東西250キロ×南北20キロ)〈2〉千葉県東方2150キロの海域(東西800キロ×南北160キロ)。4月4日から8日までの毎日午前11時から午後4時まで、危険区域に指定するとしている。これは、日本海にロケット(ミサイル)の1段目が落下し、日本上空を通過してさらに太平洋に2段目が落下することを示すものとみられる。 海上保安庁は12日夜、4月4日から8日までの午前11時から午後4時までの間に、日本海側や太平洋海域を航行する船舶に対し、注意を呼びかける警報を出した。国土交通省航空局も、航空機に対して注意を呼びかける方針だ。河村官房長官は12日深夜、「朝鮮半島の緊張緩和の努力が行われている中で、地域の安定及び平和を損なうものだ」との談話を発表、北朝鮮に打ち上げ中止を求めた。 北朝鮮は、北東部の日本海沿岸にある ◇ 【ソウル=浅野好春】韓国政府筋は12日、北朝鮮が4月4日から8日の間に「人工衛星を打ち上げる」と国際民間航空機関(ICAO、本部モントリオール)とIMOに通報したことを明らかにした。 ICAO、IMOとも通報の事実を確認した。一方、北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部は9日の声明で、日米が迎撃した場合には「戦争を意味する」として、報復攻撃を加えると (2009年3月13日03時16分 読売新聞)
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