オバマ大統領、対北圧力へ決意示す…仏大統領も「支持する」【コルビル(仏北西部)=黒瀬悦成、カーン(同)=林路郎】欧州歴訪中のオバマ米大統領は6日、フランス北西部カーンでサルコジ仏大統領と会談した。 会談後の共同記者会見でオバマ大統領は、北朝鮮の一連の核・ミサイル実験について、「ここ数か月の北朝鮮の行動は極めて挑発的だ。挑発行為に対し、見返りを与える政策を継続するつもりはない」と言明、北朝鮮に対する圧力を高めていく決意を表明した。 米政府が視野に入れている船舶検査や金融制裁を念頭に置いた発言と見られる。オバマ大統領は、「中国やロシアが過去にこれほど強く反応したことはない」とも強調。今後の方針について、同盟国や6か国協議参加国との間で真剣に検討する考えを示した。サルコジ仏大統領も「完全に支持する」と述べた。 両首脳は、北朝鮮との協力を進めているイランの核開発問題についても意見交換。イランが核開発について民生目的であることを証明する必要があるとの認識で一致した。 オバマ大統領は、アフガニスタンに軍部隊2800人を派遣しているフランスに感謝を表明。アフガン治安部隊の教育訓練などでの協力強化を改めて要請した模様。仏側はモラン国防相が、アフガンに派遣中の仏軍攻撃型ヘリ3機を今夏までに高性能のユーロコプター社製「タイガー」に交代させると発表しており、アフガンでの対テロ戦争への貢献拡大をアピールした。 6日は、第2次世界大戦でナチス・ドイツを敗北させる転換点となった、米英など連合軍によるノルマンディー上陸作戦の開始日(Dデー)から65年。オバマ大統領は、ノルマンディー海岸コルビルの米兵墓地での記念式典に出席するため訪仏した。式典には、ブラウン英首相とチャールズ皇太子、カナダのハーパー首相ら旧連合国の首脳も出席。同作戦を扱った映画「プライベート・ライアン」の主演男優トム・ハンクスさんらも参列し、戦没者への献花や退役軍人の表彰などを行った。 (2009年6月6日22時01分 読売新聞)
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