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北朝鮮ミサイル発射、韓国「決議違反」と非難

 【ソウル=前田泰広】北朝鮮は12日、短距離弾道ミサイル5発を日本海に向けて発射した。

 韓国外交通商省は13日、弾道ミサイルの発射を禁じた国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議1874などに違反すると非難し、北朝鮮に決議の順守を求めた。

 北朝鮮のミサイル発射は7月4日以来。複数の韓国政府当局者によると、発射されたのは射程約120キロの地対地弾道ミサイル「KN―02」。東部の咸鏡南道(ハムギョンナムド)新浦(シンポ)付近から午前に2発、午後に3発、移動式発射台を使って発射された模様だ。北朝鮮は20日まで、日本海と黄海で船舶の航行禁止区域を設定していることから、さらに発射する可能性もある。

 「KN―02」は旧ソ連製短距離弾道ミサイル「SS―21」を改良したもので、核や化学兵器を搭載でき、約5分間で発射態勢に入れるため、韓国軍や在韓米軍にとっての最大の脅威とされる。

 金正日(キムジョンイル)総書記は10月4〜6日に訪朝した中国の温家宝首相との会談で、米朝対話を求め、核問題をめぐる6か国協議復帰の可能性に言及。日本や韓国との関係改善の意向も示したとされる。こうした情勢から、韓国政府や北朝鮮問題の専門家の間では、通常訓練の一環との見方が支配的だが、北朝鮮が、国際社会の関心をひくため、硬軟織り交ぜた戦術を再開したとの指摘もある。

 韓国近海では、米韓の海軍が現在、合同訓練を行っており、北朝鮮がこれに反発した可能性もある。

2009年10月13日11時33分  読売新聞)
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