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北朝鮮製兵器摘発、「石油掘削機器」と申告

 【バンコク=田原徳容】タイの首都バンコクのドンムアン空港で11日、着陸した貨物機から北朝鮮製の兵器が見つかった事件で、貨物機は、北朝鮮からウクライナに戻る途中で、パキスタンか中東、旧ソ連地域のいずれかの国で積み荷の兵器を降ろす予定だったことが分かった。

 タイ警察筋が13日、明らかにした。この貨物機は同じルートで北朝鮮とウクライナをこれまでに3、4回往復していたことも判明。タイ政府は、国連安全保障理事会や関係各国と連携しながら、実態解明を進める。

 関係者によると、貨物機はグルジア籍の旧ソ連製で、12月上旬にウクライナを出発した。アゼルバイジャンとアラブ首長国連邦(UAE)を給油目的で経由し、北朝鮮の平壌に到着。兵器を積み込んだ後、タイとスリランカで給油した上で目的地の国で荷を降ろし、ウクライナに戻る予定だったという。積み荷は「石油掘削機器」と申告されていた。貨物機は、これまでも緊急着陸を要請する形で何度かバンコクで給油しており、貨物機の動きに注目していた米国情報筋などは、摘発のタイミングをうかがっていたものとみられる。

 パイロットを含む乗組員5人はタイの国内法に基づき、無許可で兵器を所持した罪で逮捕された。地元メディアによると、パイロットのベラルーシ人は「積み荷を運ぶためだけに雇われた。中身は知らなかった」と供述しているという。

2009年12月14日13時15分  読売新聞)

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