韓国、日米共同文書発表を評価 【ソウル=仲川高志】韓国政府関係者は28日、日米共同文書発表について「とにかく良かった。日米同盟は北東アジアの平和と安定に主要な役割を担っているから」と 北朝鮮の核・ミサイル実験、金正日総書記の健康悪化、哨戒艦沈没事件など、朝鮮半島情勢を揺るがす事態が相次ぐ中、韓国政府は極めて強い関心を持って日米同盟の行方を見守っている。 普天間問題を巡る鳩山政権の迷走について、別の韓国政府関係者は、「朝鮮半島にいつ何が起きるか分からない時期に、日本はなぜ米国との同盟関係に摩擦が生じるようなことをするのか、とずいぶん気をもんできた」と語った。 韓国メディアでも「日米韓の摩擦は、韓半島(朝鮮半島)の安全保障環境に重大な影響を及ぼす要因となっている」(朝鮮日報)などとの論調が目立った。 韓国側の懸念の背景にあるのは、朝鮮半島有事の際、沖縄の海兵隊が持つ重要性だ。 普天間飛行場に配備されている第36海兵航空群のヘリコプター部隊は、有事の危険性が高い朝鮮半島向けに配備されたものだ。沖縄の海兵隊員は有事発生から2日以内に投入される。 自らの安全に直結する普天間問題について、韓国は日米合意文書発表だけでは安心していない。「最終的な決着まで注視していく」(政府関係者)構えだ。 日米、日韓同盟は事実上、三国同盟の役割を果たし、北朝鮮の挑発を抑制する力となっている。 「三角同盟のほころびは、結局、北朝鮮を利する結果になる」 (2010年5月28日20時16分 読売新聞)
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