アラブ諸国の国連演説「アラブの春」使われず【ニューヨーク=柳沢亨之】27日に終わった国連総会の一般討論演説で、アラブ諸国首脳の多くが、域内の民主革命を意味する流行語「アラブの春」の使用を避けた。 民主化運動への強い警戒を示した形だ。 今総会ではアラブ世界の民主化が焦点の一つ。政変を自ら経験したチュニジア、エジプト、リビアに加え、日本の野田首相や英仏、国連の首脳が演説で「アラブの春」という表現を使った。 だが、サウジアラビアは「アラブ地域で起きている出来事や変化」と表現し、域内「安定」と民衆の「正当な要求」の両立を主張。バーレーンは自国での民主化要求に触れず、「各国の発展と歴史に応じた政治参加」を唱えた。両国を含む湾岸の親米王政ではカタールを除く5か国が「アラブの春」への言及を避けた。 (2011年9月29日20時26分 読売新聞)
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