エジプト、新暫定内閣発足…軍は首相権限強化【カイロ=田尾茂樹】エジプトのカマル・ガンズーリ暫定首相を首班とする新たな内閣が7日、発足した。 首相を含む全30閣僚中、デモ隊弾圧で強い批判を受けた内相や、財務相ら18人が交代した。これに合わせ、同国を暫定統治する軍は同日、暫定首相に対し、軍事や司法関連を除く大統領権限を付与したと発表した。 軍が主要閣僚交代や首相の権限強化に踏み切ったのは、新内閣は民政移行までの「救国内閣」だと強調しながら、「軍は独善的」といった国民の批判をかわす狙いとみられる。 ただ、新内相には、前内相と同様、警察幹部のムハンマド・ユーセフ氏が起用された。権限が強化された首相が今後、軍の意向に沿わない決定を行うとの見方もほとんどない。「内閣は軍の操り人形」と主張し、即時の民政移行を求める若者らが反発を強めるのは必至とみられる。 (2011年12月8日21時37分 読売新聞)
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