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総書記専用列車、平壌にいた…視察中の死に疑念

 北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記が、視察先に向かう「走る野戦列車内」で死去したとの北側公式発表について疑問の声が高まっている。

 総書記が死去したとされる時間には問題の列車は動いていなかったとの情報も浮上している。金総書記はどこで、いつ死亡したのか――。

 韓国の情報機関・国家情報院の元世勲(ウォンセフン)院長らが出席して20日に非公開で開かれた韓国国会の情報委員会。韓国メディアの報道によると、院長はこの席で、金総書記が死亡したとされる17日午前8時半に、専用の特別列車は平壌市内の竜城(リョンソン)駅に停車していたと明かした。

 院長の発言の根拠は、米国の偵察衛星が撮影した写真だったという。院長は委員会で、死亡時刻前後の北朝鮮国内の無線交信量にも特に変化はなかったとも述べた。

 21日の韓国紙、東亜日報によると、竜城駅は金総書記の「21号官邸」の近くにあり、総書記の特別列車専用のホームがある。金総書記の乗降が偵察衛星に捕捉されないようトンネル内に設置されており、ホームから官邸までは地下鉄道でつながっているという。

 20日の情報委員会で元院長は、金総書記の動静は15日を最後に確認されていないと指摘したうえで、「16日夜に官邸で死亡したとの説もある」とも述べたという。

 北朝鮮が金総書記死去の時刻や場所を偽って発表していたとすれば、総書記が食糧難などにあえぐ住民のため、死の間際まで懸命に働いていた姿を演出する狙いだった可能性がある。

2011年12月21日14時21分  読売新聞)

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