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餓死や脱北…金正恩体制、民心掌握は食糧次第

 【ソウル=中川孝之】政権基盤固めを急ぐ金正恩体制で、民心掌握の障害となりかねないのが、依然として深刻な食糧問題だ。

 韓国の民間活動団体「良き友達」は11日、中国の国境警備隊の話として、1月に入り国境の川を渡った約10人の脱北者が同警備隊に身柄を拘束され、北朝鮮に強制送還されたと伝えた。脱北理由について全員が空腹を挙げ、「じっとしていても死ぬから命懸けで川を渡った」と供述したという。同団体によると、今冬すでに咸鏡南道と咸鏡北道、江原道で餓死者が出ている。

 世界食糧計画(WFP)などの昨年10月の調査では、北朝鮮では全体需要の約14%に当たる約41万トンの穀物が不足。栄養失調で小児病棟に収容された子供が前年比50〜100%増え、妊婦の栄養状態悪化で低体重の新生児も急増した。この傾向は地方ほど深刻という。

2012年1月17日22時22分  読売新聞)

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