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    C CHANNEL

    女性向け動画を世界へ発信…C CHANNEL(前編)

     「これからのWebは動画の時代」とよく言われます。ネットには個人や企業が公開するさまざまな動画があふれるようになりました。インターネットの通信環境が飛躍的に向上する中で、Web内のコミュニケーションはますます動画が主役になって行くのでしょうか。そしてそれは、報道の在り方やネット世論にも影響を与えるようになるのでしょうか。そうしたネット動画の現状と将来について、いち早く動画に注目し、女性向け動画メディア「C CHANNEL」を立ち上げた森川亮社長にインタビューしました。

    C Channel株式会社(東京都渋谷区)で

    聞き手・読売新聞メディア局編集部長 原田康久

    「いい話」を紹介するメディアを

    • 「女性が輝けるような場を作りたい」
      「女性が輝けるような場を作りたい」

    ――「C CHANNEL」はたいへん人気ですね。もともとどういう狙いがあって、こうした動画専門のネットメディアを作られたのかをお聞かせください。

     僕自身がずっとメディアの仕事に関わってきて感じたのは、ネットメディアはどちらかというと、自分たちでコンテンツを作ったり、メッセージを発信したりするというより、最近話題のキュレーションメディアのように、ネットの中にすでに存在するものを整理して届けるというパターンが一番多いということです。もともとネットにはいろんな情報があって、それらの情報のおおもとの出所は、オフライン・メディアから来ているのかなと思います。

     ただ、オフライン・メディアの方も、自分たちの発した情報がネット上でどれだけ話題になるかと気にするようになって、だんだん選ぶテーマが比較的、過激なものが増えてくる傾向にあると思うんです。メディア全体の論調として、比較的、多少炎上しがちなテーマに寄りつつあるのが現状かなと思うんですね。

    ――オフライン発のコンテンツでも、ネットでの「ウケ」を求めるようになってきているということですか?

     オフラインも、オンラインでの拡散を考えないといけないようになっているんでしょうね。ただ、若い人たちと話すと、世の中、暗いニュースばかりだと言うんですよ。もちろん、良い人よりも悪い人が注目されるし、良い政治家はニュースになりにくいし、経営者はいつも頭を下げている。すると、若い人がメディアに対しても暗いイメージばかりを持ってしまうのではないかと危惧したんですね。

     もちろんそれは、(ニュースを追う)報道としては正しい姿勢なんですが、どうも報道ではないコンテンツも炎上狙いのような、そんな傾向が出てきている気がするんです。それは日本の将来にとって良くないかなと思い至りました。もっと頑張っている人とか、いい話をなるべく出すようなメディアを作りたくて、新しいメディアを立ち上げました。

    ターゲットは若い女性

    • 「オフライン発のコンテンツでも、ネットでの『ウケ』を求めるようになっている?」
      「オフライン発のコンテンツでも、ネットでの『ウケ』を求めるようになっている?」

    ――「C CHANNEL」は若い女性の役に立つサイトとして人気ですが、今のお話とどういうふうにつながるんですか?

     話は長くなるんですが、まず、男性向けと女性向けのどちらでメディアを作ろうかと考えた時に、男性向けで「良い話」ばかり集めてもあんまり見てくれないのではないかと考えたんです。どちらかというと女性の方が、同性同士で応援するカルチャー(土壌)がある、ということが一つありました。

    ――男は足を引っ張り合う?

     人のことを支援するより、「自分は自分」みたいなところがあると思うんですよね。

    ――確かに女性は、共感を大事にする、とよく言われますね。

     しかも、スマホでウケるサービスは女性から広がる、という分析があったので、まずは女性向けから始めようということです。そして、動画にした理由というのは、文字から画像、動画に変わってくる流れが必ずある中で、当時はまだスマホに特化した動画サービスはあまりなかったんですね。YouTubeとかでも横長の動画が一般的で、尺(再生時間)も長いんですよ。でもスマホだと、短い動画を楽しむ文化があるので、若い女性向けに縦長の動画でやってみようというのが、最初の流れでした。

    ――若い女性の共感を呼ぶメディア、が狙いですね。

     みんなが輝けるような場を作れたらなと、思っていました。

    2017年02月14日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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