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    C CHANNEL

    スマホで見られる動画の形…C CHANNEL(中編)

    前編から続く)

    「LINEで大成功」のプレッシャー

    • 「今だから言えるが、最初の半年はきつかった」
      「今だから言えるが、最初の半年はきつかった」

    ――創業当時にメディアからたたかれたというお話でしたが、「あの森川社長も失敗するのか」という感じだったんですか?

     失敗すると面白いんじゃないかという期待が、多少みなさんにあったんじゃないんでしょうか。

    ――どうしてですか、業界で嫌われているわけでもないでしょうに。

     そうですね。始めてまだ1か月くらいなのにインタビューで「黒字になるのはいつですか」と聞かれて、(カチンときて)「黒字になんかいつでもできる」と答えてしまったんですよ。そうしたら、記事のタイトルが「黒字化はいつでもできる森川氏」みたいになってしまって、ちょっと意地悪だな、と思いましたよ。

    ――でもよかったですね、そういうインタビューアーを見返すことができたんじゃないですか?

     でも、最初の半年くらいは相当きつかったですね。

    ――売り上げが伸びなかったからですか?

     多少の伸びはありましたが、ほとんどだめでしたね。LINEの時のような急激な伸びは難しかったですね。

    ――LINEを大きく成長させた人だから、次もやるに違いないといった世間の期待もあったと思います。プレッシャーはありましたか?

     ありましたね。普通のベンチャーだと資金調達して、スタートしてから、サービス開始まで早くても半年はかけますよ。開発期間が必要ですから。でも我々は、半年待っている間に何が起きるか分からないということで、会社立ち上げと同時にサービスインしようと考えたんです。なので、会社の立ち上げ前から準備して、スタートしてから10日でサービスを開始したんですね。もちろん準備が不十分なままスタートしたのでいろんな問題もあって、半年くらいは苦戦しました。

    開発は週末に自宅マンションで

    • アプリの画面
      アプリの画面

    ――オフィスやスタジオは最初からあったんですか?

     いえ、ありません。週末に自宅マンションに集まって作業するような毎日でした。みんなひぃひぃ言っていましたね。

    ――最初から動画を作っていたわけですよね。動画は作るのにすごく手間がかかります。DeNAの問題に端を発した一連のケースでも、テキストだけに簡単に剽窃(ひょうせつ)したり、きわめて安価にクラウドソーシングを使ったりということが、問題の根本にありました。動画はそうはいきません。当時の担当者は何人くらいいたんですか?

     全部で10人ですが、開発を担当するエンジニアもいて、動画の撮影部隊は3人ぐらいですね。なかなか大変なスタートアップでしたね。で、なかなか再生数も伸びませんでした。サービス開始してすぐにテレビ東京のビジネス番組に出演させてもらって、数字がワーッと伸びたんですけど、その時に見てくれたのはほとんど男性でした。当然、リピーターになってくれるはずもなく、すぐに下がりました。まあ、男性ユーザーがそんなに増えても困るんですが。

    ――スタートして、「これダメかも」と思う瞬間はありましたか?

     思っても、それは言えませんからね。何とかするしかないなという感じですね。

    ――今なら言えると思いますが、まずかったなと思ったことはありますか?

     半年くらいは思っていましたね。

    ――でも、トップとして泣き言は言えない。社員の士気にも関わりますし。精神的にはつらかったでしょうね。

     つらいというより、なんとかしなきゃという感じですね。

     

    2017年02月21日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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