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    ヤフー

    ニュースの信頼を守りたい…ヤフー(前編)

     ヤフーを通じて、日々のニュースに接するという人が多くいます。数あるプラットホームの中でも、日本でのヤフーの存在感は圧倒的です。すでにニュースのインフラとして機能している彼らは、ジャーナリズムの一部を担っているといっても過言ではないでしょう。そういう重要な位置にあるヤフーは、フェイクニュースやステルスマーケティングの問題をどう考えているのか。さらには、ジャーナリズムの将来について、どのような見解を持っているのでしょうか。コンテンツ部門を統括している片岡裕・執行役員メディアカンパニー長にお話を伺いました。

    ヤフー株式会社 (東京都千代田区)で
    聞き手・読売新聞メディア局編集部長 原田康久

    顕在化したネットメディアの問題

    • 日本でのヤフーの存在感は圧倒的だ
      日本でのヤフーの存在感は圧倒的だ

    ――片岡さんは現在、ヤフーの中でどういうお立場なのでしょうか?

     昨年3月まではニュースの責任者で、ニュースの事業本部長を務めていました。また、メディアカンパニーの中にいくつか事業部門があるのですが、その中の「ニュース・スポーツ」を担当していました。そして、4月からはメディアカンパニー長として、ニュースに加え、検索、トップページ、天気、路線、知恵袋などのメディア系サービスを担当しています。

    ――コンテンツを含めて、メディア運営の総責任者ということでしょうが、責任重大ですね。

     そうですね。今までもステマ問題ですとか、その時々でやはり課題がありましたので、メディアサービスを運営していくというのは、なかなか大変なことが多いです。

    ――特に去年は、ネットメディアをめぐるさまざまな問題が噴出しました。Webメディアの置かれている環境が、ある種の試練と言えばよいのか、大変な嵐の中に放り込まれた観があります。一連の騒動は、ヤフーとは違うところで起きましたが、DeNAの問題や世界を揺るがすフェイクニュースの問題をどのように見ていますか?

     一連の問題を、大きく二つに分けて考えてみたいと思います。一つは、インターネット全体の信頼性ですね。ここに対しての課題が出てきました。これは、従来から潜在的にあったものが顕在化してきたというところがありますので、そこの部分では、波風としては強く、厳しくなったというのが一つの事実としてあります。

     もう一つは、ヤフーの運営方法で、同じような問題が起きるかということです。私たちは基本的に、(新聞社などの)パートナー企業と個別に契約をさせていただいているので、ネットの情報を何でもかんでも載せているわけではありません。信頼できるパートナーから配信いただき、それをユーザーに届けていくという方式ですので、そういう意味では、インターネット全体の問題とは別に、きちんと運営していくことで、今こそ品質や信頼性を訴えることができるだろうという、ポジティブな側面です。

     この問題に関しては、その二つの側面で考えていました。ただ一方で、ヤフーの運営スタイルが完璧かというと、そこは私たちの意識も含めて、課題はあります。ですから、そうした問題意識は常に社内で私からも全体に言ったり、宮坂学社長からも社員に折に触れて伝えたりしています。

    2017年03月14日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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