国内の高齢化で介護需要が膨らむ一方で、高齢者福祉施設など介護現場は深刻な人手不足に直面しています。
こうした課題の解決に向けてICT(情報通信技術)が活用されています。
こうした課題の解決に向けてICT(情報通信技術)が活用されています。
――介護の現場では、どのような形でICTを活用されていますか?
介護現場では、人材の確保とともに、定着が大きな課題です。我々は、職員の負担軽減と介護現場の仕事の魅力向上を目指し、ICT化を推進しています。例えば、見守り機器を設置して利用者の移動や転倒するおそれを検知し、職員に通知するシステムを導入している施設もあります。
紙に記入して行っていた介護記録については、タブレット入力や音声入力へ移行することで、業務の効率化を実現しています。AIを活用した事務作業の自動化などDXの効果も広がり、最先端技術の導入は若い世代が介護職に関心を寄せるきっかけにもなっています。
―― 介護の現場のICT活用でどんなサポートをされていますか?
キヤノンシステムアンドサポート株式会社は、導入された機器やソフトを連携させて一つの端末で業務を行える仕組みを提供し、介護現場の業務効率化を支援しています。
また、全国の拠点を生かして地域の実情を丁寧に把握し、最適なICT機器の選定から導入・運用・保守まで一貫してサポートしています。
―― 介護現場が目指す未来についてお聞かせください。
ケアやコミュニケーションなど、人間が行うべき部分とICTに任せることができる部分を整理することが大切です。
これにより、介護職が専門職として本来の力を発揮し、品位のある仕事ができるようになります。介護職の品位を保ち、「素晴らしい、必要不可欠な職業である」という社会の認識につなげていきたいと考えています。
――ICT企業として介護の現場に関わる意義を教えてください。
職員の方々の負担を軽減し、利用者さまと向き合う時間を取り戻すお手伝いをさせていただくことです。職員の方々や利用者さまに満足していただき、笑顔あふれる社会づくりに貢献していきたいと考えています。
公益社団法人全国老人福祉施設協議会とは?
高齢者福祉と介護事業の健全な発展と国民の福祉の増進への寄与を目的に設立され、 研修を通じた介護人材の育成をはじめ高齢者福祉施設の経営支援から政策提言まで幅広い 活動を行っています。特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホーム・ケアハウス、デイサービスセンターなど全国の 1万を超える高齢者福祉施設が会員として加入しています。